今後のエンジンバルブの動向について
将来性について2023年8月7日 公開
「EV車の普及により、今後エンジンバルブの需要が頭打ちになる」といった書き込みを確認したのですが、 今後の業界の将来性について伺えますでしょうか。
ご質問をいただきありがとうございます。
確かに世界的に見ても電気自動車(EV)の普及が進んでおり、ガソリン車等の内燃機関を持つ自動車の部品である、エンジンバルブの需要が減少するようなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、世の中の情勢を鑑みて今後もエンジンバルブの需要は維持し続けると考えております。
EUでは2035年以降も水素やアンモニアなどの脱炭素燃料限定で、内燃機関を持つ自動車の販売規制が解除されました。
また、急速な経済成長が見込まれている新興国では、今後エンジン車のニーズが拡大すると考えられます。
EV車は依然としてコストが高く、先進国から輸入したコストの低いエンジン車が、新興国の市場で多く流通すると予想されるためです。
これらの理由から、今後も引き続きエンジンバルブの需要は維持されるものと見込まれます。