株式会社西原ネオ
事業場排水処理施設/下水道除害施設/ネオ浄化槽/小規模汚水処理装置/ 農業・漁業集落排水処理施設/関連機器等を含む設計・製造・販売・施工・維持管理/ プラントエンジニアリング全般
東京都港区芝浦3-6-18西原ビル2F
事業場排水処理施設/下水道除害施設/ネオ浄化槽/小規模汚水処理装置/ 農業・漁業集落排水処理施設/関連機器等を含む設計・製造・販売・施工・維持管理/ プラントエンジニアリング全般
東京都港区芝浦3-6-18西原ビル2F
株式会社西原ネオは、「生物処理による汚水の浄化」をコア事業とし、持続可能な社会づくりに貢献する会社です。
大正から昭和にかけて、日本では未知の領域だった汚水処理技術を国内に普及させた先駆者で、今や業界を代表するリーディングカンパニーとして知られています。
今回は、西原ネオへ中途で入社し、現在は北関東支店長として活躍している福井様に、入社の経緯、仕事に向き合う姿勢、そして会社やご自身の未来像についてお伺いしました。
新卒にて、現在の業界と同じ分野である水処理プラントの設計や維持管理を行う企業に就職し、施工後における水処理施設の維持管理業務や修繕工事の提案に従事しました。
その後、30歳になる前に「異なる業界で新しい経験を積みたい」という思いから、研究機器販売を行う会社に転職し、調達職や営業職を担当しました。
しかし、職種の特性上、定期的に休暇を取得することが難しく、担当エリアも遠方に広がっていたため、家族との時間を十分に取るのが難しい状況でした。
そのため、転職を考えるようになり、自宅から近いサービス業(機械装置販売)の会社に営業職として転職しました。
ところが、コロナ禍の影響で会社が休業してしまい、家族もいる中で生活も厳しくなったことで、2020年に西原ネオに入社しました。
転職先の業界、職種等にこだわりはなく、「すぐに働き始めたい」という思いで転職を決めたのが実情です。
はい。
前職では、世の中で関心が広がっていたISO9001の取得や、基幹システムの立ち上げ、あるいは業務改善を目指す企業のプロジェクトチームに関わってきたおかげで、「今の業務方法は、あくまでも完璧なシステムではない。常に疑問を抱き、改善していくべき」という思考が身につきました。
入社初年度は、北関東支店の管轄エリアにおける維持管理現場でのメンテナンス業務を中心に担当し、既存顧客や新規顧客に対する施設改修工事の提案も行っていました。
入社2年目からはメンテナンス責任者として、支店が管理する現場でのお客様フォローや協力業者との業務調整を担いました。
2025年4月に支店長となった現在は、自らが行動する役割から、支店メンバーの業務進捗を確認・調整する役割にシフトしました。
支店内、維持管理現場のみならず、営業案件の初期対応や進行ペースをチェックする傍ら、一人ひとりが少しでもストレスのない働き方ができるよう日常業務の改善にも取り組んでいます。
当時は、社内での情報保管の方法が統一されておらず、お客様(維持管理施設)に関する工事履歴や契約履歴、担当者の引き継ぎ履歴などの情報が分散していました。
そのため、修理の提案をする際にも過去の詳細な状況を把握するのに苦労しました。
そこで私が、データのクラウド化を提言しました。
現在は、クラウドの中にデータを蓄積し、誰もが情報を閲覧できるようにしています。
紙媒体の図面や資料もPDF化してクラウドにアップしているので、出先にいても見ることが可能です。
中途で入社した以上、会社からは即戦力として求められるということを意識してきました。
自社の良い点や悪い点は、他社で働いた経験がなければ、なかなか比較できないものです。
「今の業務方法は、あくまでも完璧なシステムではない」という考え方も、自社が取り入れている方法が他社でもスタンダードとは限らないというスタンスに基づいています。
そのようなスタンスが、どこまで会社に認められているのかはわかりませんが、そこに重きを置いた取り組みを進めることが、中途で入社した自分の役割だろうと思っています。
複数の会社で経験したことをアレンジしながら実践し、社員の新たな気付きを引き出せれば良いと考えています。
そうですね。
役割が大きくなる中で、現場の実務から意図的に離れるように意識しました。
業務のシフトは、会社が成長するための代謝促進につながると思っています。
社員の立場や顔ぶれは年月とともに変わっていくため、1人の人間がいつまでも同じ業務を遂行しているわけにはいきません。
また、世の中の情勢も日々変化しており、自分たちに求められることも変わります。
そうした中で、今取り組まなければならないことが何なのかを常に意識するようになりました。
世の中が求めていることをしっかりとリサーチし、順序を間違わないように実行しなければ、後手を踏んでしまうことも考えられます。
先ほど申したように、私が支店長になったのは、他の企業で培った経験やノウハウを自社の業務改善に結び付けることが求められているからだと思います。
もちろん、業務改善の取り組みは、いったん始めたことをそのままやらなければならないということではありません。
うまくいかない部分があれば、随時修正していけば良いと考えています。
その他にも、中長期の経営計画を踏まえた支店の戦略を立て、着実に具現化していく必要があるという認識も持っています。
当然ながら、次の支店長を担える人材を育成する役割も課されていると思います。
維持管理現場において、設備のトラブルはもちろん防ぎたいのですが、どうしても機械ですので問題が発生します。
そのような場合、自分自身で解決しなければならない会社も多いのですが、西原ネオには即座に手を差し延べてくれる社員がたくさんいました。
ある意味、甘えてしまうことになるのかもしれませんが、困ったときに助け合う組織文化に触れることで、自分一人では解決が難しい課題にも前向きに取り組むことができました。
また、そのような環境で働く仲間の存在や、お互いを支える姿勢から、仕事へのやりがいと大きなモチベーションを得ることができました。
自分自身も、助けを必要とする仲間がいれば孤立させないようにするという姿勢で仕事をしていきたいと思っています。
また、維持管理業務は何も問題が起こらないようにするのが当たり前で、それが100点です。
しかし、それで満足することなく、お客様の困りごとなどをしっかりと聞いた上でプラスアルファの助言ができれば、顧客満足度の向上につながります。
「助かったよ」「ありがとう」と言っていただけたときは、本当に励みになります。
北関東支店のメンバーは人間性が素晴らしく、些細なことから困ったことまで、みんなと気軽にコミュニケーションを取ることができます。
そのような雰囲気が浸透しているのは、本当にありがたいと感じています。
中途入社の場合は、年齢的・経歴的な要素もあり、心配になるかもしれません。
しかし、私の場合は、フレンドリーに接してもらいました。
誰にでも分け隔てなく接してくれるので、新卒社員に限らず大いに活躍できる環境が整っていると思います。
私も中途社員の先輩として、そのような接し方ができるよう努めていきます。
以前の評価制度と関わる時期があまりなかったのですが、現行制度の方が評価基準をより明確化しているので、公明正大な評価結果を導き出せていると思います。
私見ではありますが、個々の中途社員が持ち合わせているスキルは多種多様です。
そのため、入社後1ヶ月などのタイミングでしっかりとコミュニケーションを取り、会社が期待していることを本人に伝える必要があると感じています。
会社と共通認識を持って仕事に取り組めるようにすることが働きがいに繋がり、評価も高めやすくなると思います。
いずれにせよ、評価制度は社会情勢や社員の働き方などに合わせて常に変化するべきものだと思っています。
引き続き、さらなるブラッシュアップに期待しています。
メンバーは外出先にパソコンを携帯することで、Web会議や見積もりの作成、お客様へのメール連絡などに機動的な対応を取れるようになってきています。
わざわざ会社に戻る必要がないため、状況に応じての直行・直帰を推奨しています。
社員によっては維持管理現場における定期的な夜間作業もありますが、夜間作業の翌日は休めるようにするなど臨機応変に対応しています。
今後も働き方の改善を継続し、社員の負担軽減に努めていきます。
支店の地域性などの違いがあるとは思いますが、全社的に統一されたシステムや業務の進め方が十分に確立できていないと感じます。
そのため、まずは基本的な統一ルールを決める必要があると考えています。
PDCAサイクルを回しながら、しっかりとした検証ができるプロジェクトチームなどを設置し、統一ルールを実行していくことが重要です。
未来の西原ネオは技術革新により、これまで以上に効率的で持続可能なビジネスモデルが確立していると思います。
理想としてはAIや自動化技術が業務プロセスの多くを担い、社員はより創造的で戦略的な業務に集中できる環境が実現していることです。
その中で、私はプロジェクトリーダーとして新しい技術や知識を積極的に学び、メンバーと共有していくつもりです。
組織全体のスキルアップを牽引し、革新的で持続可能な組織づくりに貢献したいと考えています。
弊社のミッションは「水を活かし、あたりまえを守る」です。
次世代に恥じないよう、いつまでも「あたりまえを守る」ことに貢献したいと考えています。
地球環境と人々の健康を守るという誇れる仕事をしたい方に、ぜひ入社していただきたいと思います。