ビジネスモデルについて
企業について2023年9月29日 公開
制度に頼った既存ビジネスに依存しており、今後が不安という書き込みを見たのですが、今後の戦略等あれば教えてください。
ご質問をいただきありがとうございます。
弊社は、固定価格買取制度(FIT制度)※の終了後も太陽光発電事業の発展を見据えた事業戦略を進めております。
FIT制度の導入により事業を拡大してきましたが、本制度によって太陽光発電市場が大きくなったことも事実です。
しかしながら、弊社は決して制度頼りということはなく創業時から制度に依存しない市場の確立を目指しており、今後もその方針は変わりません。
化石燃料の使用に比べて二酸化炭素や他の有害物質の排出量が少なく、地球温暖化や大気汚染の抑制に効果的なことから、現在世界的に再生可能エネルギーへの移行が進んでおります。
また、FIT市場における顧客の中心は「投資家」でしたが、本来太陽光発電は投資商品ではなく「電源」です。
制度終了後は顧客が「投資家」から「発電事業者」に移行していくため、発電コストの経済合理性と太陽光発電施設の高い質が求められます。
上記理由から弊社は、市場拡大を目的とした大手発電事業者との業務提携や、OEMを活用した発電コストの削減に取り組んでいる他、EPC事業(※)を活用した太陽光発電施設の長期運用をサポートに取り組んでおります。
上記取り組みは一例ですが、FIT制度終了後の市場環境においても円滑に事業展開を進め、再生エネルギーの普及に貢献してまいります。
※固定価格買取制度(FIT)制度
再生可能エネルギーによって発電された電気を取引する際に、一定の価格で電力会社が買い取ることを政府が約束する制度です。
※EPC事業
Engineering(設計)、Procurement(調達)、Construction(施工)の頭文字を取った造語で、これらの工程を一貫して手がける事業形態のことです。