
業務の効率化について
業務量2025年12月3日 公開

総合職の平均的な業務量と配分方法を知りたいです。業務効率化につながる育成や業務過多を防ぐフォロー体制についても教えてください。
ご質問いただきありがとうございます。
弊社の総合職(主に営業系)は、多品種小ロットを扱う卸売の特性上、顧客ごとの要望に合わせた準備業務が多く、業務の内訳は内勤が7割ほど、外勤が3割ほどのイメージです。
担当は少数深耕を基本としており、一人あたり2〜3社に深く関わり、月1回程度の商談に向けて資料作成、取引先への提出資料の作成、日々の自社管理メーカーの販促商談、在庫や賞味期限の確認、物流調整、年2回の棚割り作業・提案などの付帯業務を計画的に進めます。
業務量の配分は、顧客規模や難易度、時期的な繁閑を踏まえて決定します。
負荷が高い案件は経験者を主担当に据え、必要に応じて複数名で分担します。
偏りを防ぐため、残業実績のモニタリングと上長による1on1を定期的に行い、早期に課題を把握して案件の再配分や応援配置で調整します。
重い案件を担う社員には、役割・成果に応じた処遇で報いる運用を行っています。
効率化に向けては、営業と事務作業の切り分けを進め、見積や帳票・提案資料の標準化を実施しています。
取引先への登録資料の作成やチラシ掲載商品の資料作成・提出を行い、作成時間の短縮と品質の均一化を図っています。
育成面では、入社後のOJTに加えて商品勉強会やシステム勉強会を実施し、商品知識、在庫・物流の基礎、優先順位付けや段取りのスキルを重点的に鍛えます。
現場では先輩による実務指導とレビューを組み合わせ、判断のスピードと精度を高める設計です。
フォロー体制として、緊急時はチーム間でヘルプを出し合い、長時間作業が見込まれる案件は2名体制で対応するなど、個人に負荷が集中しない運用を徹底しています。
忙しさそのものは業務特性として存在しますが、配分・標準化・育成・応援の4点で過重状態を常態化させないことを重視しています。
今後は外注や自動化の選択肢を広げ、可視化指標の精度を高めることで、さらなる負荷平準化と生産性向上に取り組んでまいります。
