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チタン、ステンレス、アルミなど、多種多様な特殊鋼の加工・販売の専門商社である株式会社Ntoc（エヌトク）。

2025年8月に「中島特殊鋼」から「Ntoc」に社名変更し、新体制のもと、さらなる事業の展開・拡大を目指しています。

今回は、Ntocの総務部部長を務め、人材採用を担当する伊藤知樹様にインタビュー。

Ntocで働く魅力や採用において重視しているポイント、求める人物像などについてお話を伺いました。

2005年4月に入社し、現在は総務部で部長を務めています。

Ntocに入社する前は、飲食店で働いていましたが、結婚を機に収入を安定させるため、警備会社に就職し、警備員をしていました。

ありがたいことにスピード出世もし、共働きだったので収入も悪くはなかったのですが、子どもが年子で生まれ、妻が育児のために仕事を辞めざるを得ない状況になり、一人で家計を支えるために再び転職活動を始めました。

妻と子ども2人を支えるにはとにかく収入が必要だったので、待遇が良い製造業界に絞って転職活動をするうちに、Ntocに出合いました。

当時、私は35歳でした。
他の応募者に比べて年齢が高かったのですが、「若い人に負けない。とにかく懸命に、がむしゃらに働く」という熱意と意気込みを、当時専務だった中島社長にアピールしました。

実は私が1人目の面接者だったようで、選考結果は1週間後とのことでしたが、面接したその日のうちに速達でお礼状を送ったのが功を奏したのか、面接の翌日に採用の連絡を受けました。

入社から10年間は製造部に所属していました。

製造部の副部長のときに総務部の副部長も兼任し、2022年からは総務部長として総務部専任です。

現在は、人事・採用業務のほか、会社全体の基盤を整備・管理し、社員の皆さんが快適に働ける環境を整えることに注力しています。

面接では、これまでの経験についてお聞きしていますが、学生さんの場合、学業やサークル、アルバイトなど、限られたものになってしまうと思います。
しかし、そのなかでどんな経験をしてきたのか、どんなことを考え、どのように対処したのか聞くようにしています。

また、お会いする学生さんは、この「売り手市場」と呼ばれる採用難の時代に、弊社に興味を持ってくれています。
限られた面接時間のなかで、少しでもその学生さんのパーソナリティ、長所を知りたいので、少しでも素を出していただけるようにリラックスできる雰囲気作りを心掛けています。

そのために、ちょっと斜め上からの、テンプレートにない質問をしたり、軽いジョークを言ったりと、学生さんの緊張をほぐすようにしています。
でも、ジョークはあまりウケませんね（笑）。

印象に残っているエピソードは2つあります。

1つは、中途採用の面接で素晴らしい受け答えをされる方がいらっしゃいました。
恐らくビジネスマナーをしっかりと学んでいて、それを実践できている方でした。

恥ずかしながら、弊社社員よりもビジネスマナーのレベルが高く、1次面接を担当した社員から「弊社のレベルのなかでやっていけるでしょうか⋯⋯」という声があったほどです。

私は「良い人材が欲しくて求人を出しているのだから、応募してきてくれた良い人材の採用に迷う意味などありますか？」と、面接担当者に伝え、採用に踏み切りました。

その方は無事入社に至り、現在は立ち上げたばかりの新規部署で活躍しています。

2つめは、新卒採用でのエピソードです。
その方は、1年間の留年経験があり、事情を聞いたところ、体調を崩した際にメンタル面にも不調が出てしまったそうです。

選考の際、そのことを問題視する声がありました。
しかし、体調とメンタルを崩したのは過去の話です。

そのことだけが採用可否のネックだとしたら、何ら問題ないと判断し、内定を出させていただきました。

その方が楽しそうに仕事をする姿を見かける度に、こちらまで楽しい気持ちになります。

「自由度」が高いことが弊社の魅力だと感じています。

営業職だけでなく、製造職においても、個人の裁量に任せている部分があり、一人ひとりが自分の力を発揮できます。

自分で考えて判断し、実行できるため、達成感が大きいだけでなく、自身の成長を実感できるはずです。

自由度が高いため、新たなチャレンジもしやすく、成長の機会が多い環境ですので、必然的にキャリアアップに繋がります。

前向きで仕事への意欲が高い方には、チャンスがあふれている会社です。

弊社が求める人材像をひと言でいえば「前向きな人」です。

「他人任せにせずに自分の仕事に責任が持てる人」「今日より明日、明日より明後日を良くしようとする人」。
そして、チームを意識して、周囲に良い影響を与えられる人材にぜひご入社いただきたいと考えています。

私が若い頃と比べると、今の学生さんたちは本当に大変だと思います。

「失われた30年」とはよくいわれますが、ようやく時代の節目も変わってきたと感じています。

前向きな思考を持ち、チャレンジをしたい方はぜひ弊社に飛び込んできてください。

ご自身と会社が一緒に成長していけるよう、ともに頑張りましょう！