
品質管理について
企業の方針2025年9月18日 公開

高品質な製品を安定的に供給するために、どのような品質管理体制や改善活動を行っているのでしょうか?
ご質問いただきありがとうございます。
弊社では、品質がすべての基盤であると考え、安定した製品供給のための仕組みづくりに注力しています。
特殊鋼は種類が多く、肉眼での判別は困難なため、材料管理の過程で異材を混入させないことを徹底しています。
入荷後にスプレーで色分けをして視覚的に識別し、切断後にはタグを貼付するなど、多重の確認プロセスを設けています。
この基本動作を日々徹底することで、わずかな見落としも許さない品質管理を実現しています。
全社的な改善活動にも力を入れており、各工場間での情報共有を強化しています。
これまでは工場ごとに取り組みが異なる部分がありましたが、良い事例は迅速に共有できる仕組みを整え、現場レベルでの改善意識を高めています。
ISO9001の認証取得をはじめとする外部基準の活用も行い、社員一人ひとりが品質向上の担い手となる環境を構築しています。
また、社員のスキル向上を目的としてQC検定の取得支援制度を整備しています。
参考書や問題集の配布、受験料や試験日にかかる費用を会社が負担し、不合格の場合でも再挑戦を支援しています。
この制度により、社員の品質意識や技術知識の底上げにつながっています。
今後は、工場間の横のつながりをさらに強化し、成功事例をスピーディに展開できる仕組みを発展させ、現場力の一層の向上を図り、品質へのこだわりを揺るぎないものにしてまいります。