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中島特殊鋼株式会社

特殊鋼及び非鉄金属の販売・加工

愛知県大府市北崎町遠山211番地

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2025年2月7日 公開中島特殊鋼の社長にインタビュー!お客様と社員を大切にしながら日本のモノづくりに貢献する

PR インタビュー

今回は、中島特殊鋼の中島伸夫社長にインタビューを行いました。

中島特殊鋼は、多岐にわたる産業分野で使われている特殊鋼の商社です。
切断や溶接などの加工も手掛けているのが特徴で、自動車産業など大手企業を含めた取引先に付加価値の高い商品を供給しています。

インタビューでは、事業の強みや経営理念、社員に求める人材像などについてお聞きしました。
中島特殊鋼に興味のある方はもちろん、日本のモノづくり産業を支える仕事に就きたいと考えている方も、ぜひご一読ください。

 

-まずは、貴社の事業について教えてください。

特殊鋼および非鉄金属の販売・加工を手掛けています。
お客様に満足していただける商品・サービスの提供を目指し、最短期間でのデリバリー、精密な切断と高度な加工、優れた品質管理、競争力のあるコストの実現に向かって日々邁進しています。

これまでの加工実績は、自動車産業向け試作部品や機械用治工具、産業機械向け部品、さらには大学をはじめとする産学官との共同研究部品など多岐にわたります。
それぞれの用途に最適な高品質の部品を迅速に供給しながら、時代や産業界に求められる付加価値の提案を積極的に展開しています。

 

-創業期のエピソードがございましたら、お聞かせください。
インタビュイーの写真

創業者である父が頑張っていたということしか覚えていないのが正直なところです。
父は起業前に特殊鋼専門商社に勤務して、技術や営業スキルを学びました。
当時お付き合いしていた人たちから信頼され、独立する際には資金援助をしてくださった方もいたそうです。

専門商社の存在意義は商品を卸すことだけではなく、加工の技術力や設備を持たないお客様に代わって加工品を製造することもあり、父はそこにビジネスチャンスを見いだしました。
お客様のニーズにマッチする先端技術の提案営業に力を入れ、設備投資や技術開発を愚直に行ってきたことが、その後の会社の成長に繋がったと感じています。

 

-ご自身のお仕事を通じて、大きなインパクトのあった出来事はございますか。

2000年9月に東海豪雨が発生した際は、愛知に本社がある弊社も、すべての設備や在庫が浸水し、3週間にわたりほとんど不眠不休で復旧に当たることとなりました。
トラックや図面などの書類も水に浸かってしまったのですが、被害が比較的少なかった近隣の地域を含めた全国のお客様に救いの手を差し伸べていただきました。

自社のトラックを貸してくださったり、書類を干したり会社の施設を片付けたりする作業を手伝ってくださった方も多く、我々もお客様や地域の皆様に寄り添う会社でありたいと思うようになりました。
多くの方に助けていただいたことへの感謝を忘れず、さまざまな形でご恩を返していきたいと考えています。

 

-貴社の事業の強みは、どのような点だとお考えですか。

特殊鋼は通常の鋼材に比べて硬度、耐摩耗性、耐熱性、耐腐食性などが優れていますが、当社は単に素材を扱っているというだけではありません。
自動車産業を中心とするお客様に使っていただきやすいタイミング、形状で加工するため、同様の素材を扱う他社より技術力に長けていると確信しています。

また、当社は特定企業のグループに属していないため、系列にとらわれず、全国各地のお客様から非常に頼りにしていただいています。
もちろん、系列企業ではないということは、自社の力だけで何とか仕事を獲得していかなければならないのですが、特殊鋼の切断加工数は「日本一」だと自負しています。

 

-経営者として、最も大切にされていることは何でしょうか。

「お客様には誠意を持って奉仕し、信用を第一義とする」という社訓に従い、世の中の信頼を得て、必要とされる会社として持続していくことを大切にしています。
そのためには公明正大な企業姿勢を貫き、各方面から事業のあり方などを問われても、胸を張って答えられる会社でありたいと考えています。

また、一人ひとりの社員に長く働いてほしいという思いのもと、給与などの待遇面について「どうすれば社員のためになるのか?」ということを常に模索しています。
社員の安全や健康も重視した結果、経済産業省が選出する「健康経営優良法人」には2019年から継続して認定されてきました。

環境リスクの未然防止や取引先からの信頼性向上の一環として、環境省が定めた環境経営に関する認証・登録制度である「エコアクション21」には2015年から取り組んでいます。
このような環境経営の推進も、回りまわって社員のためになると考えています。

 

-社員と関わるときは、どのようなことを意識されていますか。
社内イベント

私が父の後を継いだのは2013年のことですが、自分自身が入社してからはすでに長い年月が経っていました。
創業50周年の節目を翌年に控えたタイミングではあったものの、特段の心境の変化や過度な気負いなどはなく、今もそのまま自然体で振る舞うことができています。

社員とは、なるべく柔らかい雰囲気で話すようにしており、自分から気さくに話しかけることも意識しています。
最近は社員数が増えたこともあり、一人ひとりの顏と名前がなかなか一致しないのが悩みなのですが、もっと多くの社員と活発にコミュニケーションを取っていきたいですね。

 

-福利厚生制度など、社員がより働きやすい環境をつくるために取り組んでいることはありますか。

健康増進に関する取り組みを充実させるため、最低でも毎年1項目は新たなチャレンジとして相応しい制度などを導入するようにしています。
世の中の情勢も変わってきている中、まずは若い社員を含めた現場の声を聞いて検討したいと考えており、他社の情報なども参考にしながら良い方策を取り入れるようにもしています。

最近は、社長の私に直接声をかけ、有意義な提言をしてくれる社員もいます。
そのような働きかけにもしっかりと応えるため、スピード感を持って対応を進めていきたいという気持ちがあります。

 

-貴社が求める社員の人材像や、現在活躍されている方に共通する点があれば教えてください。

最も求めているのは「責任感がある」ということです。
製造現場にはいくつかの工程がある中、「先を予想できる」「周囲の状況を察知して気配りができる」ということと、コミュニケーション能力があることも重視しています。
これらをまとめると、自ら考えて動くことで、周囲に良い影響を与えられる人物を求めているということです。

社員一人ひとりにそのような素養を身につけてもらうため、行動指標となる「心得」という評価制度を取り入れています。
「心得」では、「個の力」と「チームワーク」を高めるための「礼節」「責任感」「尊重」など、計13項目を基準とした精勤姿勢を数値化しています。

「心得」の手本となるような社員のエピソードがあれば、社内報を通じて全社で共有し、これが社員のモチベーションアップにも繋がっていると考えています。

 

-これから貴社に入りたいと思っている求職者の方へ、応援メッセージを一言いただけますか。
社内イベントBBQ

中島特殊鋼は、素材を通して日本のモノづくりを支えています。
先のことを読みにくい時代ではありますが、当社はどんな変化にも対応して、持続可能なビジネスモデルを展開していきます。

いつの時代も安心して働いていただける環境が整っていますので、一緒にいろいろな経験をしていきましょう!

我々の業界は、そもそも経験者が少ないため、過去の経験より未来に向かう意欲を重視しています。
働く意欲を持ち、ステップアップをしたいという方に入社していただき、新たな経験を積む中で飛躍していただきたいと願っています。

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