長岡石油株式会社
金属加工油・切削油・工業用潤滑油の販売、潤滑油コンサルタント・管理・再生、廃液処理
新潟県長岡市宮内6-11-16

長岡石油株式会社は、金属加工業が盛んな新潟県内で 「切削油シェアNo.1」を誇る老舗の専門商社です。
今回は、営業部で活躍する谷内様にインタビューをおこない、入社のきっかけや仕事のやりがい、自社の魅力などについてお話しいただきました。
大学3年の12月に就職活動が解禁されたのを機に新潟県へ帰省し、地元の合同企業説明会に参加しました。
志望する企業や職種などは全く考えていなかったのですが、合同企業説明会で故郷の「長岡」の文字が目に留まり、長岡石油のブースに立ち寄りました。
そこには、現在の上司である営業部の社員2名と総務の社員がいらっしゃいました。
イキイキと会社の説明をしてくださり、何よりも採用活動に懸ける強い熱意を感じたことを覚えています。
企業説明が始まる前に気さくに話しかけていただけたことも、とてもうれしかったです。
とても和気あいあいとした仲の良さが感じられ、数分間の説明で社内のフラットな雰囲気を感じ取ることができた気がします。
事業内容についても、「こんな強みのある会社は他にない」「新潟県のものづくりを支える仕事ができる会社なんだ」と、とても心が躍りました。
これらの第一印象が、私の志望動機そのものです。

新潟県は、ものづくりが非常に盛んな地域です。
中でも金属加工を手がけている企業の数は、学生の皆さんの想像を超えているかと思います。
私も長岡石油に入社して、市場規模の大きさに驚きました。
そんな状況下で、長岡石油が「切削油シェア新潟県内No.1」の地位を確立しているのは、改めてすごいことだと感じます。
長岡石油の一番の強みは、コスト低減に向けたVA(価値分析)提案にとどまらない、さらなる付加価値を提供できることです。
私たち営業の仕事は、モノを売るだけではありません。
まさに、お客様の課題解決に貢献するコンサルタントとしての顔も持っています。
製造現場の工具寿命延長・作業効率改善・作業環境改善を常に意識し、コンサルティング営業で継続的なフォローができることに仕事のやりがい、面白さが詰まっているのだと思います。
同業他社の多くは、ガソリンスタンド経営の傍ら工業用潤滑油を販売しています。
ただし、それらの会社の大半は、単一メーカーの油剤のみを扱っているケースが多いように思います。
一方、長岡石油は単一メーカーの製品を販売しているわけではありません。
数十社が製造している数百種類もの油剤の中から、お客様の加工条件や課題に合った製品を選定し、ご提案しています。
「腐敗・臭気、泡立ち、変色・錆、加工性・工具寿命延長、環境対応・省エネ、安全性・法規制対策」などの課題に対して、より良いご提案をできるのが長岡石油の営業であり、特色です。

油剤のプロとして意識しているのは、お客様の課題について即効性のある緊急対応をご提案した上で、恒久的な課題解決のための対策・ご提案を速やかに用意することです。
例えば、泡トラブルが発生した場合、まずは濃度を確認し、濃度管理の対策や即効性のある消泡剤を添加するなどの対応をします。
それを踏まえ、現状の加工に問題なく使用でき、なおかつ現在の油剤より消泡性能が良い油剤を選定・ご提案するようにしています。
場合によっては、油剤を変えるだけではなく、日頃の管理を改善することで課題を解決できることもあります。
あらゆる解決策や改善案を想定しつつ、まずは目先のトラブルについて考えられる限りの課題点を洗い出し、その場でできる対応を優先するように心がけています。
切削油・塑性加工油などは長岡石油の主力製品です。
お客様にご提案させていただく機会も当然多いのですが、それぞれの地域で盛んな金属加工の分野には違いがあります。
私が担当した地域では、金属製品を金型から取り出す際に使うダイカスト離型剤を多用するお客様が少ない状況でした。
そのため、お客様から離型剤についての課題をいただいたり、ご提案したりする機会は乏しかったのですが、あるお客様から離型剤のコスト・使用量削減を目的とした提案依頼を受けました。
そこで、メーカーの協力を得て、お客様の加工内容や抱えている課題などを確認することにしました。
専門の技術者とともに洗い出した結果をもとに、コスト・使用量削減に寄与できる製品も選定し、ご紹介いたしました。
ご紹介した製品は、トライアル(実機検証試験)を経て採用いただいたのですが、メーカーの技術者はもちろん、お客様にも初歩的なことから教えていただき、とても勉強になりました。
今後も離型剤の課題を避けることなく、お客様やメーカーと関わりながらさらに対応スキルを磨いていきたいと考えています。
合同企業説明会で感じた通り、とても仲の良い、和気あいあいとした会社だと思います。
もちろん、会社組織ですので「親しき中にも礼儀あり」なのですが、わからないことがあれば上司に相談しやすい環境です。
上司も常に部下を気にかけてくれていると感じます。
総務は総務、営業は営業、物流は物流というスタンスだと、会社は円滑に回らないと思います。
お客様へのご提案を経て受注した製品を実際にお届けするには、すべての部署を経由しなければなりません。
そのため、全社的なコミュニケーションが円滑でなければ仕事が滞ってしまいます。
その点、当社の社員は長年一緒に仕事をしている旧知の仲のような関係性で、部署の隔てなく仲が良いと思います。
また、長岡石油は大きい会社ではないからこそ、上司や社長へ声が届きやすい環境です。
若手の意見やアイデアも、どんどん採用されています。

会社説明会に参加いただいた学生さんからは、「文系出身でも大丈夫ですか?」という質問がたびたび寄せられます。
私自身も文系出身ですが、特に不都合を感じたことはなく、もう入社10年目になります。
必要な知識の習得や資格取得に対しても、入社後に社内研修やメーカー研修などがあり、内容も充実しています。
また、新入社員に向けてOJTも導入しています。
上司が専任の指導担当として親身にサポートしますので、ご安心ください。
工業用潤滑油を扱う弊社にとって、環境への配慮は大きなテーマの一つです。
コンサルタント営業を名乗る企業としてはコスト削減だけでなく、省エネ・リサイクル(廃棄物の再利用・再生)などを念頭に置いた油剤のご提案を心がけています。
そのような提案は、お客様からいただくご要望にも合致するケースが多いです。
近年は、環境保全にスポットを当てた製品も多いように感じます。
旧来の製品も使用方法や考え方、視点を変えることによって、SDGsの取り組みに寄与できることもあります。
私たちは、「ゆりかごから墓場まで」をモットーに、お客様に寄り添い続けてきました。
今後も、さらにロングライフな製品・再生可能な洗浄剤・リスクアセスメントに配慮した製品を意識的に販売してまいります。
強く実感しているのは、「子育て」のサポートです。
私には7歳と5歳の息子がおり、妻もフルタイムで働いています。
小さい子どもはよく熱を出したり、感染症にかかったりします。
子どもを授かって初めて気付いたのですが、長岡石油は「家庭第一」の考えが浸透している会社です。
社内では小さな子どもがいる社員も増えた中、子どもが熱を出したとなれば早退しやすい雰囲気が醸成されていると感じます。
私自身、早退時に他の社員から嫌味を言われたことや、後ろめたい気持ちになりながら退社したということが一度もありません。
また、子どもが小さいうちは県外営業を減らし、業務量を調整してもらえます。
仕事と家庭のバランスを取りながら、将来設計をしやすい環境が整っているのではないでしょうか。
子育てをしやすい点が、まさに魅力だと感じます。
女性の出産・育児にも協力的な会社になりました。
社員だけでなく、家族のことも考えてもらっていると実感しています。
社内の人間関係が良好であることや、自分の考え・意見がトップに届きやすいことも魅力です。
また、長岡石油では個々でスキルアップしたい目標を立てて、必要であれば資格を取得できます。
仕事の役に立つスキルなら、会社から費用を支援してもらえることにも満足しています。
新潟県のものづくりに興味があり、それを支える仕事に挑戦してみたいという方は、ぜひ長岡石油の会社説明会にお越しください。
就職活動では、興味がある企業で働く人の生の声を聞くことも非常に大切だと思います。
長岡石油では、インターンシップなど会社の雰囲気や仕事をリアルに感じていただける機会もご用意しています。
気になる方は、ぜひアクションを起こしていただけますと幸いです。