
技術力と品質に対する姿勢について
職場環境2025年7月9日 公開

「オーダーメイドの生産設備は、導入後の調整が多い」という口コミを読みました。御社の考えるものづくりとは、一般的な製造業とはどのような点で異なるのでしょうか?
ご質問をいただき、ありがとうございます。
私たちが「一品物」と呼ぶ生産設備は、単なるオーダーメイドの受注生産品を指してはいません。
お客様のご要望に合わせてつくる一台が、現場で期待される性能を発揮し、満足いただける状態に仕上げるまでを担うことを、ものづくりの責任として捉えています。
工場での製造を終えた段階の装置は、すべてのニーズに応えられるとは限りません。
現場での稼働を通じて、設計時の見通しが甘かった点や、詰めきれなかった条件が明らかになることもあります。
技術者としては悔しさや反省を覚える場面でもありますが、課題を受け止め、必要な手を尽くすことが私たちの務めです。
工場での製造はゴールではなく、現場でお客様の求める状態に仕上げるまでを全うしてこそ、つくり手としての責任を果たせると考えています。
図面通りでは足りなかった分を、現場で使い手の声を聞き、使い手の立場で補い、調整し、磨き上げていく。
こうした長野オートメーションのものづくりの姿勢に共感いただき、信頼を寄せていただけていると自負しています。
これからも、目の前の一台一台に真摯に向き合い、より良いものを届け続けてまいります。