派遣のキャリアと異動について
働き方について2024年6月20日 公開
派遣先に出向いて仕事をする以外の働き方もあるのでしょうか? また、仮に派遣先が合わなかった場合に異動はできるんでしょうか。
ご質問いただきありがとうございます。
派遣先に出向いて仕事をする以外のキャリア、派遣先の異動についてそれぞれ回答いたします。
弊社には技術者派遣部門のみならず、社内での請負設計部門(技術部)もございます。
お客様からの「社内データを活用しながら設計をしてほしい」というご要望に応えるために、技術者をお客様先に派遣するケースが多くございますが、アウトソーシングという形で業務の依頼を受け、長島社内で設計しデータを納めるという請負事業も展開しております。
当社は設計会社としてこの請負事業からスタートしました。
以来50年以上にわたり、この部門で技術力を蓄積し、未経験の者を育て、派遣技術者を育ててきました。
派遣業務から引き揚げることとなったとしても、この現場があることで、すぐに次の日から設計業務に入り、新しい製品開発や今まで使ったことのないCAD操作の研修に入ることが出来るのです。
派遣に出ることなく、社内請負部門の専任者として活躍する道もございます。
次に派遣先の異動について回答します。
派遣先について異動希望があれば、必ず営業担当者が相談に乗ります。
車部品の設計をやりたい、家電や鉄道関連の設計に携わりたいなど、本人の技術者としてのキャリア希望を聞き取り、可能な限り、希望に沿う形を実現したいと考えています。
ただ異動は、業務内容や人間関係も含め、信用を一から構築しなければならず、本人に取っても大きな負担となりますし、また、一つの分野に精通し、経験者といえるようになるまでには、ある程度の時間が必要です。
短期間の異動を繰り返すことは、実力がつかないまま表向きの経歴だけが増えていくことになり40代、50代になった時に、「自分の得意分野な何なのか」本当の意味での自信が持てなくなるケースもあるため、安易な動機による異動希望は諫めることもあります。
あくまで、本人の技術者としての成長を大事にしたいという気持ちがベースにあっての助言・アドバイスです。
一方で、事前に聞いていた業務内容が違う、マンツーマンの人間関係でのつまづきなど、早期の異動が適切と判断する場合もございますので、気軽に相談できる体制を整えています。ご安心ください。
異動したい理由や仕事へのモチベーションは、しっかり守っていきたいと考えています。