
身体的な負担の軽減について
職場環境2025年10月30日 公開

社員の身体的な負担を軽減するため、様々な工夫をされていると伺いました。具体的な取り組みについて教えていただけますか?
弊社の業務は、製造部門を中心に身体的な負担を伴う作業が含まれています。
例えば、液体調合の際には10~20kgの原料をタンクに投入する動作や、製造ラインでの5~10kgの製品の取り扱い、物流部門で段ボール箱の持ち上げ・開封を行う作業などです。
また、目視検品では長時間の集中作業による眼精疲労も見られます。
このような身体の負担は一定程度ありますが、社員が無理なく働けるよう様々な工夫を行っています。
業務配分においては、特定の個人に過度な負担がかからないようにすることを重視しています。
重量物を扱う作業については、個人の体力や適性を考慮して配置しているほか、負担の大きい業務は数時間ごとに作業を交代することもあります。
事務・間接部門では業務量のバランスを見直し、全社的に公平な人員配置を実施しています。
負担軽減の取り組みとしては、重量物運搬時にリフトなどの補助具を導入し、作業台の高さを調整するなど腰や関節に負担がかからないよう設備改善を進めています。
また、腰痛を抱える社員には腰への負担が少ない業務を割り振るなど、個別の状況に応じた対応も行っています。
2025年9月からは、午前10分、昼40分、午後10分であった休憩時間を、午前15分・昼40分・午後15分に延長し、従業員が心身をリフレッシュしやすい体制を整えました。
社員からの声はリーダーを通じて上長に報告されるほか、意見箱の設置により直接吸い上げる仕組みを整えています。
要望に対しては、実現可能なものは期限を設けて対応し、難しい場合には理由や今後の検討方針を必ず伝えることで、納得感のある改善につなげています。
今後も、身体の負担軽減と安全な作業を全社で追求し、安心して働ける職場環境を整えてまいります。
