
事業や会社の将来性について
会社の将来性2025年9月22日 公開

事業や会社の将来性の高さを社員に認識してもらうため、取り組んでいることはありますか。
ご質問いただき、ありがとうございます。
高齢化社会の進展にともない、歯科技工物の需要はますます高まっています。
将来、多くの仕事がAIに代替されると言われていますが、歯科技工士の仕事は決してなくならないと確信しています。
弊社では、新規の機械や材料を積極的に導入し、製造工程の一部はロボットが担うこともあります。
しかし、私たちの仕事は一品一様のオーダーメイドであり、最終的な仕上げは、熟練した歯科技工士の手によって行われなければ決して完成しません。
このように、人の技術と感性が不可欠な点が、この仕事の将来性を支える大きな強みです。
また、歯科技工士が所属する会社の多くは1~2名程度の小規模な事業所ですが、弊社は200名以上の社員が在籍する、業界でも大手の企業です。
この安定した経営基盤は、社員が安心して長く働ける環境であり、会社としての将来性の高さを示すものだと考えております。
弊社のような規模の組織だからこそ、社員一人ひとりが公正に評価され、組織全体として高いパフォーマンスを維持するための仕組みづくりに注力しています。
例えば、各部門長には、自部門の社員が能力を最大限に発揮できるような環境を維持する責任があります。
事務部門では、客観的なデータに基づき「誰がどこで、どのような仕事を担当すべきか」を判断するためのスキルマップとフローチャートを整備しています。
これにより、個人の能力や経験に合った適材適所の配置を実現し、馴れ合いや非効率な業務進行を防ぎ、全社員が時間内に質の高い仕事を遂行できる体制を整えています。
さらに、評価制度においては、社員の納得感を何よりも大切にしています。
まず役職や職責に応じた業務の達成度を自己評価し、それに対して上司が評価を重ね、必ずフィードバック面談を行います。
これにより、評価の客観性を担保し、社員が次の目標へ意欲的に取り組めるようにしています。
また、最終的な評価は一人の責任者が決めるのではなく、他事業部の評価結果ともすり合わせることで、会社全体の公平性を保っています。
これからも、社員一人ひとりが適材適所で輝ける環境づくりを進め、将来性豊かな企業であり続けるよう、努力してまいります。
