変化対応力について
働く人について2024年6月24日 公開
「年配者が多いためか、成長より現状維持の考え方が強い」との書き込みを見ました。変化対応力が低いのでしょうか。
ご質問をいただきありがとうございます。
「年配者が多い」という点について、定年退職とは別で役職定年を前倒しで設けるなど若手へ引き継ぐための取り組みを行っております。
一方で、建設業は長年の知識・経験が大切なこともあり、年配者の知恵を大切にしているところです。
また、若手社員に対しては、OJT教育による育成にも力をいれています。
次に「成長より現状維持の考え方が強い」という点について、弊社は「常に創意工夫を重ね、高い目標に挑戦する」という企業理念と、「ものづくりを通して、お客様から信頼を得る会社となる」というビジョンを掲げ、全社体制で様々な変化に対応する取り組みを進めています。
例えば、経営活動方針書には「イマジネーション」と「トライ」を意味する「I&T2024」と、「チェンジ」「チャレンジ」「コミュニケーション」を表す「3C」の活動スローガン打ち出し、各部門で課題を抽出して改善活動を進めています。
さらに、ここ数年は施工管理職の研修を充実させ、若手の所長育成に努めています。
2024年からはeラーニングを取り入れ、各支店、全店でも研修を実施できる環境を整えました。
加えて、働き方の変化に対応するという意味では、経営陣と労働組合の執行部が定期的に協議を行う労使協議会で若手の意見を取り入れ、職場環境の改善などに資する複数のテーマについて話し合いを重ねており、育児で時短勤務を活用できる子どもの学齢を小学3年生まで延ばすなど具体的な施策も実現しています。
また、働く人の職場環境改善の意見を吸い上げる場として、経営者側と労働者側の代表により労働安全衛生委員会を定期的に開き、心身の安全と健康を守る活動をしています。
この他、各店・各部門から選任された若手社員が現状の業務システムの有効性や適合性に関するヒアリングを行い、吸い上げた課題についてより良い業務システムとなるようPDCAを回しながら良い組織になるよう改善を進めています。
これからも経済・社会環境に合わせた変化対応力に磨きをかけ、働く人の幸福と会社の永続的な発展を目指しています。