男性育休
産休育休について2024年5月20日 公開
男性の育休は取得しにくい傾向にありますか?
ご質問のとおり最近は特に男性の育休が話題となっており、取得についてはご本人と企業の両方の課題となっていることを認識しております。
そのため、弊社では会社側から社員さんのご家庭で出産の予定が分かった段階で、男性女性問わず積極的に休暇についてのお話をさせていただいております。
昨年度は男性の育休の対象となる方が二人おりました。
一名は第二子の出産で、奥様のご実家においてご両親がしっかりご対応をされることから、男性育休を会社から奨めても取得されずに通常勤務をされました。
ご本人さんに取得しない理由を伺うと「仕事の代わりに育児に当たることが不安であり、仕事をしていない自分の姿も不安」と言う事でした。
会社側も再度のお奨めをしましたが、ご本人の意志が固いために取得に至りませんでした。
国の制度が整い、会社としても体制を整えましたが、男性育休はもうしばらく社内的な浸透時間が必要と感じていました。
もう一方は取得をいただき、当社として初の男性育休取得の実施となりました。
職場の皆さんも取得に向けて、本人の不安解消に当たっていただき、初出産と言う事と夫婦二人ともご実家が少々遠方のため、ご本人が考え抜いた上で勇断をされました。
無事に育休を終えた感想を伺うと、「仕事の方が3倍以上も楽でした。思い通りにできなくて注意されることが多く、自分の中での葛藤が大変でした。しかしこの体験は得難い素晴らしい事と感じております。家族愛も育むことができ大満足です。職場の皆さんに大感謝です」とのことでした。
実際に、本人もご家族も、職場も会社も、それぞれが大変であると感じましたが、「大変なこと」を「大切なこと」にできたことは、全員にとって大きな一歩です。
今後も、男性育休には会社として独自の福利厚生を整え、手厚く子育て社員さんの応援をしていきたいと考えております。