株式会社ジュポン インターナショナル
化粧品製造業及び医薬部外品製造業 化粧品製造販売業 医薬部外品製造販売業
東京都大田区西糀谷4-31-5
※インタビューにご回答いただく吉國様(右)と児玉様(左)
株式会社ジュポンインターナショナルは、オーガニック(無添加)の化粧品を開発・製造・販売している会社です。
高度な技術と最新の設備を活かし、他社ブランドの商品を受託製造するOEMにも対応しています。
社内実績のない新しい処方を取り入れる場合、形になるまで多くの試行錯誤が必要となります。
ジュポンインターナショナルは、新規処方に積極的にチャレンジすることで、どんな施策案件にも対応できるよう備えています。
今回の記事では、研究室のメンバーとして活躍する児玉様、吉國様に、自らの業務内容や研究開発に求められる資質、働きがいなどについてインタビューしました。
児玉様:入社前は、業務用ヘアケアの会社のマーケティング部に4年間在籍しました。
ジュポンインターナショナルに転職後は、研究室で3年間あまり働いています。
前職の会社では、化粧品をOEMで発注していたのですが、自分の手で商品を作り出してみたいという気持ちが強くなりました。
この会社を選んだのは、半世紀に近い歴史があることや、採用面接で社員の皆さんの温かい雰囲気を感じたことが、入社の決め手となりました。
吉國様:私は別の会社で、化粧品の研究開発に携わっていました。
ジュポンインターナショナルに転職することを決めた理由は、無添加・天然処方というコンセプトでスキンケア、ヘアケアの商品を開発・製造しているこの会社で、スキルアップを目指したいと思ったからです。
前職時代から、ジュポンインターナショナルのネガティブな評判は聞いたことがなく、より生産力を高めていこうという向上心が強まっているということが伝わってきていました。
そのため、これから前向きな動きが出てくるのではないかと思えたことも入社の理由です。
児玉様:OEMを発注してくださった化粧品メーカーからいただいたご要望にできるだけ沿うように処方開発をしています。
また、製品化に向けて釜で大容量のバルクを製造することが出来るように準備をします。
工場で大量に製造した場合も、ビーカーで100ミリリットルだけ作った場合も同じ品質の化粧品ができるよう、原料を均一かつ適度に混ぜ合わせるバルク製造の作業書を作成します。
処方決定した後はお客様がパッケージのデザインを作成する為の裏面案をご用意したり、社内の充填部が正しく資材を組み立てられるように製品を仕上げる為の指示書を作成するなどのデスクワークが中心になります。
メーカーからいただいたオーダーが商品になるまでには、早ければ3ヶ月ほど、新規処方が必要な場合は半年~1年くらいかかります。
吉國様:私の業務内容も同様ですが、ヘアケア商品は児玉、スキンケア商品は私と、基本的には自分が得意な分野の研究開発を担当するようにしています。
児玉様:化粧品への興味、探究心を持っていることが重要です。
その上で、研究開発に必要な知識を身につけるため、原料に関する資料や論文などを調べていく必要があります。
基礎中の基礎の知識は誰かに教えてもらうことができますが、壁に当たるたびに自発的に勉強していこうという探究心がなければ、研究者としては厳しいと思います。
自分が完成させた試作品を客観的にテストして、使い心地などを正確に評価する力も大事です。
正確に評価できなければ、お客様のご要望にお応えするための正しい改良もできません。
吉國様:私も同感ですが、営業部門や品質管理部門のメンバーとのコミュニケーションも大事だと思います。
他部署へ試作品についての意見を聞くことで、視点を変えて考えてみるためのフィードバックが得られます。
他部署とのコミュニケーションを通じて、新商品のアイデアを提案してもらえることもあるので、自分以外の考え方を受け入れる柔軟さが必要です。
私の場合、「この商品が、お客様や営業社員にどう見られているか」を意識し、他者の意見を吸収しながら新しい要素を上乗せするようにしています。
児玉様:大前提としているのは、お客様のご要望にできるだけ寄り添い、可能な限り価格は抑えながらも、効果を実感してもらえるようにするということです。
どんなに優れた商品だとしても、あまりに高価であれば長く使っていただけません。
価格のせいで手に取っていただくことすら難しいとなれば、研究開発の意味がありません。
お客様からいただくオーダーの把握については、営業部門の担当者から伝えられるイメージだけに頼らず、自らが先方と直接やり取りをすることもあります。
その上で、自分なりに考えて処方した試作品を提示すると、「こういう商品が欲しかった」と言っていただけることもあります。
吉國様:私はスキンケア商品、基礎化粧品を開発することが多いので、無添加・天然処方ならではの使用感を優先しています。
その上で、営業部門の担当者が持ってきたイメージにどこまで近づけ、具現化できるかを工夫しています。
自分なりに描いたイメージについては、もう一度営業に確認し、それをもとに試作品を作って渡すようにしています。
スピード感よりも、具現化のレベルを高めることを意識しています。
児玉様:化粧品メーカーからは「なるべく安くて良いシャンプー、ボディソープを作ってほしい」というご依頼が多く、美容サロンからは「最近話題の成分を使ってほしい」というリクエストもあります。
化粧品メーカーのご意向、希望される処方設計に対して「自分はこうしたい」と思うこともありますが、新しい原料を見つけるなど要望に沿うことを優先しています。
自分としては、「より多くの方々の髪の毛を美しくして幸せにしたい」と考えているので、SNSなどで絶賛のコメントをいただいたときに働きがいを感じます。
吉國様:基本的には植物由来、自然由来の商品のご依頼が多いのですが、そこからの派生で「新しいもの、今までにないものを作ってほしい」というオーダーをいただくことが多々あります。
オーダーに対しての試行錯誤を重ねながら、お客様のご要望に少しずつ近づけていくことが働きがいにつながっています。
自分としても研究開発の知見が増えていくので、手応えを感じる部分もあります。
児玉様:ジュポンインターナショナルは、自分が好きなことに取り組ませてもらえる会社です。
社内でできることも増えており、選択肢が豊富な環境が整っていると思います。
化粧品の研究開発の経験がなくても、心配する必要はありません。
私自身も経験者ではなかったのですが、誰かが壁にぶつかったときにそれを乗り越えた経験がありますので、ぜひ入社をお待ちしています。
吉國様:この仕事は商品に一貫して関われるため、やりがいを感じることができます。
少しでも興味があることには自分から手を伸ばし、トライアンドエラーを繰り返していただきたいと思っています。
困難なことがあれば、しっかりとサポートしますので、安心して入社してくださればと思います。
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