株式会社ジュポン インターナショナル
化粧品製造業及び医薬部外品製造業 化粧品製造販売業 医薬部外品製造販売業
東京都大田区西糀谷4-31-5
※インタビューにご回答いただく鈴木様(右)と羽部様(左)
株式会社ジュポンインターナショナルは、自然派化粧品を開発・製造・販売している会社です。
製造特許を持つ「水溶性ファンデーション」など、すべての製品を自社工場で製造しています。
長年にわたり培ってきた高い技術力と生産工程のノウハウを持ち、他の化粧品メーカーからのOEMも受注し、安全・安心な化粧品づくりの期待に応えています。
今回の記事では、製造分野で活躍する鈴木様と羽部様に、日々の業務で意識していることや、キャリアアップに向けて取り組んできたことなどをお聞きしました。
鈴木様:大学の工学部で医療系の機器について学んだので、医療機器や医薬品、化粧品などの業界で、モノづくりに携わる仕事に就きたいと考えていました。
いくつかの会社の中からジュポンインターナショナルを選んだのは、他社と異なるアットホームな雰囲気だったからです。
面接の受け付け時点から温かさを感じ、社員同士の距離感の近さを感じました。
そのような社風は自分に合っていて、働きやすい環境だと思いました。
羽部様:大学で情報システムについて学んだ後、IT系の会社に入社してシステム開発に従事しました。
その後、ソフトウェアという無形のモノづくりから、有形のモノづくりに関心が移り、知人の紹介でジュポンインターナショナルを知りました。
化粧品は個人的に興味のある分野だったので、入社を決めました。
ソフトウェアと違い、化粧品はお客様に日常的に手に取ってお使いいただけるものです。
ドラッグストアなどに行けば、自分が作った商品を目にすることもできるので、有形のモノづくりに憧れるようになりました。
化粧品はSNSでアピールすることができ、インフルエンサーの声を聞けるところ も魅力です。
※業務中の鈴木様
鈴木様:たくさんのアルバイトスタッフと仕事をしているので、スタッフが働きやすい環境づくりを意識しています。
もちろん、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)からスタートするのですが、人間関係を含めた良好な作業環境をつくることを重視しています。
スタッフの中には、オペレーターの社員より社歴が長く、年齢も上で、経験が豊かな人も多くいます。
生産数や品質を維持するための協力を仰ぐには、最高のパフォーマンスを気持ち良く発揮してもらえる人間関係と作業環境の構築が欠かせません。
※業務中の羽部様
羽部様:化粧品の液体をボトルに充填する前は、原材料を均一かつ適度に混ぜ合わせたバルクというものを製造します。
工場では最大5.5トンの化粧品を扱うので、バルクの製造段階で何らかのミスを起こしてしまうと、作業量、金額ともに大きな損失となってしまうため確認の徹底を心がけています。
リスク管理の仕組み化は、製造部のメンバー全員で行っています。
作業に入る前に確認しておくべき注意点を記した掲示物を目につく場所に貼ったり、安全な作業環境のために必要な機械があれば導入を検討します。
鈴木様:私はこれまで、いろいろな部署を経験してきました。
自分の希望や実力が理由ではありませんが、会社から求められた以上、自分の能力を超えていると思うような仕事も、全力で取り組み、継続してきました。
重要な役割が与えられた意味を理解して結果を出し続けてきたことが、今につながっているのだと思います。
羽部様:入社5年目で主任になったのですが、化粧品の製造に必要な勉強を続けてきました。
危険物取扱者などの資格の勉強にも取り組んだことが、人事評価にも反映されたのだと思います。
日常業務においては、あまりたくさんの仕事を抱え込まないようにしています。
社内のチャットでは、毎日多くの問い合わせがあるのですが、できるだけ早く返事をしています。
すぐにわからない場合は、いつまでに回答するかを伝えることで、信頼してもらえるようになったと感じています。
鈴木様:業界経験の有無は、全く関係ないと思います。
私自身も未経験で入社しましたし、異業種から飛び込んできた若い社員たちも立派に仕事をしています。
経験よりも重要なのは、仕事に対する意欲だと考えています。
「ジュポンインターナショナルに入って、こんなことをしたい」という意欲が必要で、「製造の機械に詳しくなりたい」という気持ちがあれば、どんどん知識を吸収でき、うまく扱えるようにもなります。
子どものように純粋な好奇心をもっていることが大切だと思います。
羽部様:異業種から入ってきた社員も問題なく業務を行っていますので、未経験だからといって心配する必要は全くないと思います。
もちろん、最初はわからないことも多いかと思いますが、わからないままにしておかないことが大切です。
近年は扱っている設備も大きくなっており、理解しないまま作業をすると、重大な事故につながってしまう可能性が高まります。
わからないことを「わからない」と言える素直さが重要だと考えています。
鈴木様:現場の社員同士が話をしにくいといったことは全くなく、風通しは良いと感じています。
オペレーターの社員に困ったことが起きた場合も、速やかに報告が上がってきます。
東京の本社と宇都宮の工場は物理的に距離がありますが、意思の疎通はしっかりとできています。
今後は製造現場にもっとスポットライトを当てて、現場の情報を全社的に発信しやすい環境をつくり、若い社員たちの評価がどんどん上がっていくような取り組みをしていきたいと考えています。
羽部様:自分と年齢が近いメンバーが多いということもあり、業務を円滑に進める上での必要なコミュニケーションは、とてもスムーズに取り合えています。
コミュニケーションが活発なのは、チャットツールが導入されたことも大きいと思います。
それまでは直接伝えに行かなければならなかったことを、その場で連絡できるようになりました。
鈴木様:化粧品を充填する過程では、日常的にトラブルが発生します。
各ラインには担当のオペレーターがおり、トラブルが起こると責任を感じてしまいがちなのですが、個人の責任にはしないようにしています。
トラブルが発生した場合は、他のオペレーターを交えて「今後はこうしていこうか」ということを話し合う時間を設けています。
また、急を要する作業に柔軟に対応できるよう、部署間の連携を大事にしています。
羽部様:バルクの製造スケジュールは先々まで決まっているのですが、急な受注が入ることがあります。
そういうときは、みんなで話し合って予定を組み替え、お客様のご要望にお応えできるようにしています。
また、数人1組で作業し、休憩時間を交代で取りながらスムーズに業務を回しています。
チームワークには情報共有が欠かせないので、そういう意味ではチャットツールが役に立っていると思います。
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