今回は、大阪の進学塾である類塾プラスの、吉永ゆかりさんと矢島はるかさんにインタビューを行いました。お二人は、類塾プラスの「教育コンサルタント」としてご活躍されています。
類塾プラスの「教育コンサルタント」は、塾講師と生徒・保護者の関係をより良いものにするためにサポートするのが主な役割です。いわば、塾講師と生徒・保護者の橋渡し役です。
類塾プラスの教育コンサルタントが、具体的にどのようなサポートをしているのか、その役割や魅力に迫ります。類塾プラスは、学習面の指導はもちろんのこと、コーチングにも力を入れている塾なので、その辺りの指導方針についても話を伺いました。ぜひご一読ください。
インタビュー対象者
吉永さん:2014年入社。教育コンサルタントとして従事。
矢島さん:2022年入社。教育コンサルタントとして従事。
-Q.はじめに、自己紹介と仕事の内容を教えてください。
吉永:
吉永と申します。2014年に入社し、教育コンサルタントとして勤務しています。
年中から小学校3年生までの授業を担当しています。それ以外にも、教室全般の営業事務や、生徒や保護者様との相談役を務めています。
矢島:
矢島と申します。2022年に入社し、現在は吉永さんと同じ教育コンサルタントとして働いています。
授業や事務や営業の仕事をしたり、授業内容を保護者様に伝えたり、講師に生徒の相談ごとを報告するなど、「講師と保護者様との橋渡し役」のような役割を担っています。
-Q.教育コンサルタントとして、どのように生徒と接していますか?
吉永:
「生徒の話を聞く」というスタンスを徹底して大事にしています。どの学年の生徒であっても、どんな内容の相談であっても、まずは必ず生徒の話をしっかりと聞きます。
小学校低学年などの幼い生徒の場合は、笑顔で接することや、話してくれたことに対して感謝の気持ちを持つことを特に意識しています。笑顔で「そんなことを考えていたんだね」「よく考えているね」などと伝え、まず相手の考えを肯定してから話をしています。
中学生の場合は、「勉強が嫌い」「勉強をしたくない」という相談が増えますが、多くの生徒は心の中では「成果を出したい」「少しでも点数を取りたい」と考えていることが少なくありません。
そのため、「まずは口から発する言葉を受け止めてあげること」を大切にし、その上で「あなたは勉強をしたくないと言っているけど、本当はあなたが頑張りたいって思っているのは、私たちもわかっているんだよ」ということを伝えるようにしています。

矢島:
私は、「自分の感情だけで指導をしない」ということを心がけています。
たとえば、生徒が良くない行動をしたとき、私の中では「謝るべきだ」と思うこともあります。でも、だからといって謝罪を強要することはしません。
大切なのは、自分の行動を振り返り、「これはよくなかった」と気づき、自分の気持ちに整理がついたうえで、生徒自身の言葉で「ごめんなさい」と言えること。私は、そんな自発的な行動を引き出す関わりを大切にしています。
そして、「ごめんなさい」と言えたことや、その気持ちを素直に認められたことに対して、しっかりと褒めるようにしています。
また、クラスでは、「類塾プラスというこの学びの場では、みんなにとって気持ちの良い空間になるように努力しよう」と伝えています。私自身が生徒を指導する際は、常に「みんな」にとって公正であることを判断の軸にしています。
-Q.生徒との交流で印象に残っていることや嬉しかったことを教えていただけますか?
矢島:
生徒が自信を持てた瞬間と、自分自身のことを好きになっていく瞬間を見られた時が最も嬉しいですね。
私の生徒の中で、小学1年生の頃から類塾プラスに通ってくれている男の子がいます。彼は、最初は自分で宿題をすることができなかったり、他人の気持ちを読むのが苦手で、何をしたら相手が喜んだり嫌がったりするのかがわからなかったり、といった様子でした。
ですが、彼が類塾プラスに通い初めてから約2年が経ち、現在は、学習面も精神面も大きく成長しています。彼は現在小学3年生になりましたが、自分1人で宿題ができるようになってきたことで、結果的に自分に自信が持てるようになったようです。
そして、どうしたら友達が喜ぶのか、どうしたらクラスの空間が気持ちの良いものになるのかを考えて行動できるようになりました。今では、彼が類塾プラスの「クラスで一番の聞き上手」です。
このように、類塾プラスでの学びを活かして人として成長していく姿、自分の世界が少しずつ広がっていく姿を見られることは、とても嬉しいことです。

吉永:
私は、生徒から嬉しい言葉をかけてもらえる瞬間が、最も仕事のやりがいに繋がっています。
たとえば、小学校低学年の生徒から「吉永先生はお話しするのが上手だね」と言われたり、人間関係に悩んでいる中学生に、「吉永先生がいると安心する」と言ってもらえることもあり、自身の役割を果たせている実感をすることができます。
-Q.保護者の方と接する際に、意識されていることはありますか?
矢島:
生徒の声をそのまま伝えること、状況を正確に伝えること、感情を乗せて伝えることを意識しています。
私はまだ入社3年目で、まだまだ未熟なところがあります。そのため、保護者様にも、自分がわからないことやできないことは隠さずに正直にお伝えし、ときには保護者様と一緒に考えさせていただいております。生徒一人ひとりの成長の力になれるように、時には保護者の皆様のお力も借りながら、生徒と講師の橋渡し役になれるように日々接しています。
また、仕事の都合でお忙しい保護者の方には、塾専用LINEでご連絡することもあります。保護者の方々のご負担にならないようにも意識して取り組んでいます。

吉永:
時には生徒に厳しく指導することもあります。その時は、必ず保護者様には対面でその時のことをご報告しています。お迎えに来られたときに事情をきちんと伝え、「なぜ私がこのような指導をしたのか」を細かく伝えるということを常に意識しています。
私の中にベースとしてある気持ちが、子育ても家事も仕事も一生懸命されている保護者様への尊敬の念です。
忙しい中、塾への送迎をしてくださっている保護者の皆様には心から感謝しております。保護者様も色々と不安に思うことがあると思いますので、安心してもらうためにも「保護者様の気持ちを受け止めてお話を聞く」ということを意識しています。
-Q.進路指導や受験指導の際に、心がけていることを教えてください。
吉永:
子どもたちにも保護者の方々にも、事実を事実のまましっかり伝えることを心がけています。現実に向き合い、その上で前に進むことが、子どもたちや保護者の方に対して、最もお役に立てるということを、何年もこの仕事をしているなかで、学びました。
矢島:
進路を検討している子どもたちや受験期の子どもたちへはいつも以上に慎重に向き合っています。どうしても厳しいことを言わなければならない時もありますが、私だけではなく、生徒を担当している講師にも間に入ってもらうなど、生徒がより前向きな気持ちになれよう、コミュニケーションに工夫することを大切にしています。
-Q.他塾と比べて、類塾プラスの良い点を教えてください。
吉永:
私が入社した時から、ずっと類塾プラスは「どうしたら、子どもたちが社会で活躍する人材になるのか」という視点で教育を考えており、これが最も良い点だと思います。
私は2014年に、他塾から類塾プラスへ転職しました。以前勤めていた塾はいわゆる「成績第一主義」で、成績を上げること、志望校に合格させることが最優先の目標でした。
それ自体が悪いわけではありません。実際、生徒の努力が結果に結びつく瞬間には、大きなやりがいを感じていましたし、その塾での経験にも感謝しています。
ただ一方で、私は次第に「もっと根っこの部分に関わる教育がしたい」と思うようになりました。学力の土台にある、その子の気持ちや考え方、あり方そのものに寄り添うような関わりを大切にしたい。そんな思いが強くなり、類塾プラスに来ることを選びました。
類塾プラスに来てからは、目先の成績だけではなく、世の中がどういう人材を求めているのか?という部分に着目するようになり、教育に対する考え方が大きく変わりました。
私は大学を卒業してから塾業界一筋で仕事をしてきましたが、類塾プラスと出会ったことで、子どもたちに教育の大切さを心から伝えることができ、保護者様にも、自分が心から納得した上で指導内容を伝えられていると思います。
-Q.教育コンサルタントを対象とした研修や教育について教えてください。
矢島:
入社1年目に、講師や教育コンサルタントとしてどのように生徒を指導していくかの研修を受けました。他にも、社会人としての振る舞い方や、信頼される大人になるにはどのように自分を磨くべきかなど、社会人としての大事な部分も重点的に教わりました。
研修を通じて、できないことやモヤモヤすることは、可能性やワクワクすることに変えられるということを学びました。ワクワクという感情を持つためには、モヤモヤという感情も大切なのだと学んだことは、今の社会人生活に大きく影響していると感じています。
このように、社会で生きていくうえで、大切なことも学べる研修を実施しています。また、最近では外部の有名な経営者の方や、ディズニーランドでの接客のプロの方などから、人と関わるうえでの、心の在り様や行動指針を学ぶ研修も実施しています。
-Q.最後に、類塾プラスを検討している学生や、保護者の方へメッセージをお願いいたします。
矢島:
まずは類塾プラスを見つけてくださり、ありがとうございます。
類塾プラスは、「学ぶ楽しさ」をお子様に一番に感じてもらえる場所だと自負しています。私自身、生徒が学生時代だけでなく、大人になってからも活かせる教育を日々考えて指導しています。ぜひ一度見に来ていただけると嬉しいです。
吉永:
私はキャリア採用で類塾プラスに入社したので、これまでに色々な塾を経験していますが、類塾ほど子どもの教育に対して真剣に考えている塾はないと思っています。
ただ単に勉強法を教えるだけでなく、世の中が何を求めているのか、どういう人材を社会が必要としているのかという根本から考えているので、類塾プラスの指導方針にお子様や保護者様が共感されたとき、とても幸せそうな表情になっていきます。
そういった変化を見られるのはやはり類塾プラスだけだと思いますので、ぜひ一度見に来ていただければと思います。

まとめ
今回は、大阪にある類塾プラスの教育コンサルタントである、吉永さんと矢島さんにインタビューをしました。
講師と生徒・保護者の橋渡しの役割を持つ教育コンサルタントは、授業だけではなく、事務や相談役として類塾プラスに欠かせない存在であることがわかりました。
吉永さんは2014年入社の経験豊富な教育コンサルタントです。年中から小学6年生までの授業も担当されています。学年によって様々な悩みや不安が生まれてきますが、一つひとつ丁寧に対応することで、時間がかかっても解決に導き、生徒と保護者の両方から厚い信頼を寄せられています。
矢島さんは2022年に入社後、研修を経て教育コンサルタントとして活躍しています。入社して日が浅く経験不足であると感じていることを保護者の方にお伝えすることで、一緒に相談しながらお子様の成長の力になれるよう日々接しているということです。
お二人とも大切にしているのが、生徒の声をそのまま伝えることや、できるだけ対面で正確に伝えることです。事実を事実のまましっかり伝えるからこそ、生徒や保護者の方は安心して類塾プラスに通うことができるのだと思います。
お話を聞いて、教育コンサルタントの重要性や、やりがいを知ることができました。
kaiでは、様々な企業のサービスや社内環境について、多数回答をいただいています。興味をお持ちの方は、ぜひ一度、口コミの回答を確認し、入社の判断材料にしてみてください。