
事業の将来性について
会社の将来性2025年5月26日 公開

「主力製品のデジタルカメラ市場がスマートフォンの影響で縮小している」との口コミを見ました。デジタルカメラ市場の将来性について、どのようにお考えでしょうか?
貴重なご質問をいただきありがとうございます。
弊社は、ニコングループにおいて高品質レンズの製造を担っています。
ニコングループとしては「スマートフォンとデジタルカメラが共存できる時代になった」と考えており、実際に国内を拠点とするグループ各社の事業は好調です。
背景として、デジタルカメラの世界における販売台数は、ピークの20分の1まで減りましたが、スマートフォンやSNSの普及によって「写真を撮る」という行為も広まりました。
その結果、重要なシーンをしっかり抑えたいというニーズが高まり、ニコンの高級機の販売台数が増加しました。
また、ニコンは2020年代に中高級機種とプロ向け、ミラーレスカメラに路線を絞っており、特に中国やインドなど海外での売れ行きが伸びています。
映画大国であるインドでは更に需要が拡大すると考えており、米国の映像機器メーカー『RED社』を子会社化し、業務用動画市場の開拓に取り組んでいるところです。
さらに、ニコングループの生産能力を向上するため、2030年までに約1,000億円を投入し、生産拠点の整備を進めています。
生産能力向上の足がかりとして、栃木ニコンに新棟を建設することも決定しました。
長年培ってきた設計技術と製造ノウハウを活かし、今後も高性能な製品の製造・開発に努めてまいります。