
トップダウンについて
企業の方針2025年7月22日 公開

「トップダウン体制」という口コミがあったのですが、実態はいかがですか。
日本能率協会の人事部です。貴重なご質問をいただきありがとうございます。
当協会では、経営層が全体の方針を定めながら、その後の具体的な実行案や意思決定については職員の意見を反映する仕組みを重視しています。
2025年度より3年間の「中期経営方針」(中期経営計画とは異なり、数値目標ではなく、「大切にしたい価値観」や「行動指針」を明文化したもの)を策定していますが、これは職員の声を反映した形で決定されています。
具体的には経営層から全体方針が示された後、各センターごとに案をまとめ、センター内でのディスカッションや投票を経て、最終的な内容が決まりました。
また、経営層に直接提言する機会は設けていませんが、業務上必要な環境整備や設備導入に関する要望は、上司を通じて随時経営側に上げられる仕組みとなっています。
経営層がフロアに出向くこともあり、日常の中で気軽に声をかけられる雰囲気です。
さらに「いきいきプロジェクト」など社員主体の取り組みを通じて、現場の意見を経営層に届ける仕組みも運用しており、実際に社員の意見が施策に反映された事例もあります。
職位やキャリアに関係なく、互いに対等であるという「イコールパートナー」の思想に基づき、職員同士が「さん」づけで呼び合う文化も根付いています。
今後も現場と経営が一体となった意思決定を目指し、風通しのよい職場づくりに努めてまいります。