
今後の事業展開について
企業の方針2025年11月13日 公開

LPガス業界の今後の動向が気になります。貴社の事業の展望について教えてください。
ご質問いただきありがとうございます。
社会の様々な変化に伴い、家庭用LPガス市場が少しずつ縮小傾向にあることは事実です。
しかし、LPガスは個別配送に適しており、導管の敷設が難しい地域にもお届けできるという大きな強みがあります。
また、災害時の復旧が早いという利点から、人々の暮らしを支えるエネルギーとして今後も需要は継続すると考えています。
一方、CO2削減等環境に配慮されたエネルギーであるLPガスは、産業用として拡大する可能性があります。
こうした社会からの要請に安全・安心な供給体制で応え続けることで、弊社のエネルギー事業は着実に拡大しています。
イワタニグループが推進する水素事業は、燃料電池自動車向けのステーションなど、現時点では主に産業ガス分野での取り組みです。
(なお、水素ステーションへの投資は原則として親会社の岩谷産業が行っています。)
ご家庭で水素エネルギーが利用される社会が到来した際には、弊社の供給インフラが活かされる可能性がありますが、現段階では具体的な事業計画には至っておりません。
まずはLPガスや電力といったエネルギー供給を軸に、ガス機器の販売やリフォーム事業を通じてお客様の快適な暮らしを総合的に支え、企業としての成長を図っています。
エネルギーの形が将来どのように変化したとしても、常にお客様一人ひとりの暮らしに寄り添い、より豊かな未来を創造していくという使命感に変わりはありません。
今後も社会のニーズに柔軟に対応し、新たな価値の提供に挑戦してまいります。
