事業の将来性について
会社の将来性2024年10月31日 公開
「造船事業は海外企業の方が技術的にもコスト的にも優位な状況で、今後は厳しい見通し」という口コミを見ました。実際の見通しはいかがでしょうか。
ご質問いただきありがとうございます。
当社は「船主と共に伸びる」という経営理念のもと、常にお客様に対して、環境に優しく、品質・性能の高い船舶の提供を心掛けております。
コスト、技術面については、積極的な設備投資による生産性向上に加え、受注状況次第ではあるものの、当社が保有する10工場の特性に合った船種を連続建造することによりコスト低減に努めています。
外国企業の技術や品質が以前に比べて向上していることは事実ですが、それでも日本の造船における品質は高いと評価されております。
「今後は厳しい見通し」について、コロナ以前は厳しい状況が続いていたものの、2000年頃に建造された船のリプレース需要や2050年の国際海運からのGHG排出ゼロの目標に向けたLNGやメタノール、アンモニア燃料船等の代替燃料船需要の拡大により、世界の新造船建造量は2023年の約6,000万総トンから2030年にむけて1億総トン程度まで伸び、その建造量はしばらくの間維持されると予測されており、今後の見通しは非常に明るいものになっております。(※)
今後も二酸化炭素排出の少ない省エネ船の開発・建造を軸に、将来的にはゼロエミッションを実現する船舶の開発・建造に向け取り組み、世界の海上物流の安定化に貢献していきます。