株式会社堀内機械
各種油圧シリンダ製造・販売
大阪府堺市堺区老松町1丁37番地

今回は、油圧シリンダの総合メーカー、株式会社堀内機械の北川諒さんにインタビューを行いました。
北川さんは理系出身として“ものづくり”への情熱を胸に、2022年に堀内機械へ新卒入社しました。 現在は設計部で部品図面の作成を担いながら、社内外との連携を重ねて成長を続けています。
温かな人間関係と挑戦を後押しする環境の中で、若手ながら副主任へと昇進した北川さんの仕事観に迫りました。
技術部や設計部のお仕事に興味がある方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
北川諒と申します。技術本部の設計部、設計課に所属しております。
2022年4月1日に新卒で入社しました。もともと理系の大学に通っていて、ものづくりに興味があったこともあり、将来はそういった仕事がしたいという思いで就職活動を進めていました。
就活イベントに参加していたときに堀内機械(以下、当社)から声をかけてもらい、その後、説明会や工場見学にも参加するようになりました。
選考が進む中で、社員の方々の人柄の良さや会社の雰囲気がとても良いと感じました。 また、経営理念にある「ものづくり・人づくり・幸せづくりを通して社会に貢献し続ける」という言葉がとても心に響いたので、入社を決めました。
他社の情報もいろいろ見ましたが、特に経営理念に惹かれたのが堀内機械でした。
設計の仕事は大きく2種類ありまして、お客様(企業)に提出する図面の作成と、工場で製造するための図面の作成があります。
まず「仕様設計課」という別の部署が、お客様向けの図面を作成します。
お客様から「この図面で製作してください」と承認をいただいた後に、私の所属する詳細設計課が、その図面をもとにして、工場が部品ごとに加工できるような図面へ落とし込む、という流れになります。
私は一つひとつの部品図面の作成を担当しており、CADというソフトを使って製図しています。

1日を通してデスクで図面を描いている日が9割ぐらいですが、工場に加工の問い合わせや材料手配の確認をしに行くこともあります。
年に1回程度ですが、営業の打ち合わせに同行することもあります。
まず、先輩社員の話しやすさは大きな長所だと思います。
設計部に限らず、工場の方や営業も含めて、社内の人間関係が良いですね。 わからないことがあればよく聞きに行くのですが、部署を問わず皆さん優しく教えてくれます。
ミスをしたときも一方的に叱るのではなく、「次はこうしていこう」と親身になって、一緒に再発防止策を考えてくれる方が多いです。

また、個人面談が月1回あるので、個人的な悩みも聞いてもらえます。 過度に干渉するわけではなく、適切な距離感で見守ってくれる人が多く、とても良い環境だと感じています。
働き方の面では、設計部はパソコンさえあれば仕事ができるため、柔軟に対応できる点が長所です。
基本的には出社しますが、例えば出張やケガをして通勤できないときなどは、自宅で業務を行うことができました。
会社として柔軟に対応してもらえるところは非常にありがたかったです。
一番ギャップを感じたのは、コミュニケーションの多さです。
設計部に配属される前は、設計といえば「黙々と図面を描いている仕事」というイメージを持っていました。
ですが実際は、営業と話す機会も多いし、工場の方ともやり取りがあります。先輩社員に相談することも多く、また、セミナーや研修などもあります。
さらに、このような就活向けのインタビューの依頼もあるので、当初のイメージよりもコミュニケーションの機会が非常に多いという点に嬉しいギャップを感じました。
設計の仕事というのは、製品の納期や価格といった部分にも大きく関わっていて、「いかに低コストで、効率的に製品をつくることができるか」を追求する仕事でもあります。
その中で、お客様のご要望や社内ルールなど、さまざまな条件を踏まえながら「この寸法を1ミリ、2ミリどう調整しようか」と細かく検討していきます。
最終的にそうした課題がすべて解決して、無事に製品が出荷されたときは本当に達成感があります。
少し変わった表現ですが、難易度の高いゲームをクリアしたような感覚に近いです。頑張ってきて良かったと、心から思いますね。

設計はコストも納期もほぼ決める立場なので、指示が一つ抜けただけでも多方面に迷惑をかけてしまう点です。
以前、左右が逆の図面を描いてしまったことがあって……お盆休み直前に、品質保証部や営業、工務や現場の方へ謝りに行って対応をお願いするなど、本当に大変な思いをしました。
お盆休みの間も「大丈夫かな」と心が晴れず、ずっと気になっていました。
やはりミスをしてしまった時の対応は一番大変ですね。そのときは、工場や営業など部署を横断して皆が一致団結してくれて、先輩や品質保証の方が直接お客様の所へ行ってくれたり、上司の助けもあったりして、何とか乗り越えることができました。
それだけ責任のある仕事を任せてもらえているんだと実感しました。
はい、満足しています。
私自身、4年目で副主任となり、周りから「異例の昇進だね」と言われました。 大きなミスもなく3年間続けることができたという実績を評価していただけたのだと思っています。
現在は部下が2人いて、月1回の面談もしています。今は「目標に対して何をしたか」を毎月確認し、次のステップに向けてどうしていくか、といった話し合いが中心です。
また、資格を取得すると手当がもらえる制度も気に入っています。
一時金ではなく、取得後は毎月の給与にプラスされ続ける仕組みで、退職時まで反映されます。対象は業務関連の資格に限られますが、1件ごとに資格手当がつきます。
努力が直接収入に反映されるので、毎月の面談でも資格取得を目標に組み込んでいます。「資格を取って評価も上がる」という良い循環になっていますね。
私は半期ごとに1つずつ資格を取り、今は7つほど取得しています。難易度によって金額は違いますが、今は月に5,000円くらい給与に上乗せされています。
設計では計算や図面の記号など覚えることが多いのですが、資格勉強を通じて上司の難しい話も理解できるようになりました。たまに上司が知らないことを自分が知っていることもあって(笑)、知識の底上げにかなり役立っています。
そのほか、最近は会社の組合の執行部に選出されました。 賞与や福利厚生など会社全体に関わることを考えていく立場です。
自分だけでなく、会社全体の「働きやすさづくり」に関われるので、頑張りたいと思っています。
設計部に限らず、会社全体を通して非常に明るい雰囲気に包まれており、全社員が「ものづくり」に対して一丸となって取り組めていると感じています。
また、部署間の壁も低く、また、クラブ活動を通じて他部署の社員とも親睦を深められる環境があります。
プライベートでも他部署の方々とBBQや旅行に行くなど、仕事以外でも非常に楽しく交流しています。

仕事を始める上で大事だと思うのは、「学び続ける姿勢」です。
どんな会社でも、入社直後は右も左も分からず、失敗の連続だと思います。 でもそこで、「自分はダメだ」と立ち止まってしまうのではなく、次の一歩、また次の一歩と前に進んでいくことが大事だと思います。
特に技術職だと学ぶことも多いので、一つひとつ積み重ねて、自分の力にしていく姿勢がとても大切です。
入社前から特別なスキルを身につけておく必要はありません。「学び続ける姿勢」を強く持って、社会人生活をスタートしてほしいと思います。
今回は、株式会社堀内機械の北川諒さんにインタビューをしました。
人間関係が良くて相談しやすい雰囲気もある、非常に魅力的な環境だということが伝わってきました。
北川さんご自身は、最初のうちは活発なコミュニケーションに驚いたそうですが、それこそが、ここぞという場面で一致団結する堀内機械の原動力となっているようです。
スキルの上達への意欲や、人と人との関係性、そしてお仕事への情熱や姿勢を大切にされていることが印象的でした。
このkaiというメディアでは、堀内機械のサービスや社内環境についても多数回答なさっています。興味をお持ちの方は、ぜひ一度、口コミの回答を確認し、入社の判断材料にしてみてください。
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