株式会社堀内機械
各種油圧シリンダ製造・販売
大阪府堺市堺区老松町1丁37番地
今回は、油圧シリンダの総合メーカーである株式会社堀内機械の津田裕也さんにインタビューを行いました。
津田さんは営業本部の営業技術部に所属されており、昨年までは開発部でお仕事をされていました。
大学で研究職の経験もお持ちの津田さんが堀内機械に入社された理由や、現在のお仕事内容について詳しくお聞きしました。
技術開発に興味があり、就職や転職を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
津田裕也と申します。入社7年目で、営業技術部開発課に所属しております。 昨年までは「技術部」と「開発部」に分かれていたのですが、組織変更があり、現在の営業技術部となりました。
前職では、大学で研究職をしていました。 大学の大きな研究プロジェクトが終わったタイミングで転職を考えたのですが、一般的には大学教員などを目指すものの、非常に狭き門であるため悩んでいました。
ちょうどその時期に堀内機械とご縁があり、採用してもらいました。
堀内機械を選んだ理由は、新しい分野でものづくりがしたかったことに加え、設計から製造、販売、メンテナンス、アフターケアまでを一貫して自社で行っていると聞き、ものづくりの本当の楽しさをより感じやすいと思ったからです。
新商品の開発を担当しています。
油圧やシリンダという分野に限らず、弊社の技術的な強みを生かした新商品を企画することが、私の主な仕事です。
弊社の商品にはオーダーメイド品とカタログ品の二種類がありますが、どちらにも属さない全く新しい商品を開発することもあります。
また、もともとオーダーメイド品だったものでも、お客様からのニーズが高まれば、カタログ品として新たにラインナップに加えることもあります。
このように、商品開発にはいくつかのパターンがあります。
以前は、設計担当者が所属する技術本部にいたのですが、新商品を開発するにあたりお客様の声を直接聞く必要性を感じ、営業に同行していました。
組織変更により、営業部と同じフロアになったことで、営業担当者同士の日常会話からも開発のヒントを得られるようになりました。
業界内で見ますと、油圧シリンダという事業が非常に安定している点が、当社の魅力であり長所だと思います。
この分野は競合他社が参入しにくいため、お客様からのニーズが安定しています。事業の継続性が見込めるため、仕事としても非常に安定感があります。
また、会社の方針として、会長のお人柄もあってか「何でもやっていいよ」と、かなり自由に任せてもらっています。
「ダメだ」と反対されることは本当にありません。やりたいと手を挙げたことは何でも挑戦できるので、とても働きやすいです。
自分で言うのもなんですが、すごく「ホワイト」な会社だと思います。
大学の研究所時代は収入が安定せず、土日は朝から晩まで別のところでアルバイトをしていました。
堀内機械に入社してからは、土日はしっかり休めますし、賞与(ボーナス)もきちんと支給されます。評価制度も整備されており、本当にありがたい環境だと感じています。
開発という仕事は、メーカーの“花形”であるべきだと考えています。自分たちで「こんな商品が作れないか」とクリエイティブな発想を活かせる、非常に魅力的な仕事です。
社長や役員といった経営層との距離が非常に近いことです。
入社後、これほど日常的に経営層の方々と顔を合わせ、会話ができる環境であることに驚きました。300人規模の会社ですが、一人ひとりのことを本当によく見てくださっていると感じます。
私個人としても親しく接してくださっていて、会長や社長とプライベートでゴルフや釣りにご一緒することもあります。
役職者の方々も皆さんフランクで、気軽に話したり相談したりできる雰囲気が、仕事のモチベーションにもつながっています。
開発した新商品をリリースし、営業担当者から初めて「受注に繋がりました」と報告を受けた時が、一番嬉しい瞬間です。
世の中に便利なものがあふれている中で、お客様が私たちの作ったものに価値を感じ、お金を出して購入してくださる。その一つひとつの選択が、私たちの努力が報われる瞬間であり、これ以上ないやりがいだと心から実感します。
お客様からのご注文を受けて開発するわけではないので、「何を・いつまでに」というスケジュールはすべて自分たちで決められます。その反面、自己管理が非常に難しいです。
もしお客様から直接クレームをいただくような立場であれば必死になると思いますが、私たちの仕事はそうではないため、自分たちの判断で業務を切り上げることもできてしまいます。
だからこそ、自分自身やチームで定めた目標を、責任をもってやり遂げることを常に意識しています。
また、研究開発の中でも、一番難しいのは研究テーマを考えることです。明確な正解がないため、繰り返し、さまざまなことにチャレンジしていくしかありません。
研究開発は会社の利益から投資していただいてできているので、プレッシャーも感じます。そういった「目に見えない大変さ」はありますね。
一つの製品を開発する際は、部署の垣根なく力を合わせるため、「全員で作り上げる」という風土が根付いていると思います。
営業技術部だけでなく、営業部なども含め、それぞれの得意分野を活かして協力し合っています。
何か困ったことがあれば、気軽に相談し、助け合う文化があります。
「あの人に聞けばわかる」「あの人なら手伝ってくれる」といった信頼関係が社内で共有されているので、業務で行き詰まることはほとんどありません。
客観的に社員を評価できるシステムがあり、よく考えられていると感じます。
やるべき仕事をきちんと遂行すれば、その分が評価に反映されることが明確になっているので、社員としても安心感があります。
悩みを相談できる人が周りにいると、どんな困難も乗り越えられると思います。
自分一人で抱え込まず、不安や悩みを話せる相手を見つけることが大切です。
ありがたいことに、私の周りには手を差し伸べてくれる人ばかりなので、助けてほしい時は素直に「助けてください」と伝え、周りを巻き込んで行動するようにしています。
ものづくりが好きで、仕事に前向きに取り組める方なら、経験を問わず大歓迎です。
弊社は油圧シリンダというニッチな機械を作っている会社なので、この「小さな宇宙」のような世界を存分に楽しめる方だと、より嬉しく思います。
大規模な組織では、時に専門外の業務や多くの調整が必要となり、純粋な研究活動に集中しにくいという側面があります。その点、弊社では、特定の専門分野をとことん深く探求することに没頭できます。
例えるなら、巨大な建築プロジェクトの一員として大きな歯車を動かすダイナミズムも素晴らしいですが、一人の職人が自身の工房で、構想から仕上げまでこだわり抜いて一つの作品を創り上げる達成感もまた格別です。
弊社の仕事の面白さは後者に近く、プロジェクトの全体像を常に自分の手で把握し、細部までコントロールできる裁量の大きさが特徴です。
お客様の顔が見える距離で、自分の工夫がダイレクトに価値へと繋がる。この「手触り感」こそが、最大の魅力だと感じています。
自分の手で専門性を深め、その成果がお客様の喜びに直結する。そんな手応えのあるものづくりに情熱を注ぎたい方と、ぜひ一緒に働きたいと考えています。ご応募を心よりお待ちしております。
今回は、株式会社堀内機械の津田裕也さんにインタビューをしました。
ゼロから何かを生み出すことは、想像以上に難しいことです。
津田さんがお話しされていたように、開発はメーカーの“花形”かもしれませんが、同時に会社の看板を背負う、責任の大きい仕事でもあるのだと感じました。
しかし、堀内機械には多様なスキルを持つ社員が集い、互いに相談しながら研究を進められる環境があります。良好な人間関係の中で、のびのびと商品開発に打ち込める、それが堀内機械の魅力だと言えるでしょう。
このkaiというメディアでは、堀内機械のサービスや社内環境についても多数回答なさっています。興味をお持ちの方は、ぜひ一度、口コミの回答を確認し、入社の判断材料にしてみてください。
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