株式会社堀内機械
各種油圧シリンダ製造・販売
大阪府堺市堺区老松町1丁37番地
今回は、油圧シリンダの総合メーカー、株式会社堀内機械の藤原輝昭さんにインタビューを行いました。
入社4年目の若手社員である藤原さんは、新卒で入社してから現在まで設計部一筋で働いています。
設計部とはどのような仕事をしているのか、どのような点にやりがいを感じるのか、また、学生時代からの変化についても詳しくお聞きしました。
藤原さんから見る堀内機械は、どのように映っているのでしょうか。
藤原輝昭(ふじわら てるあき)です。技術本部設計部に所属しています。今年で入社4年目です。入社してからずっと設計部に所属しています。
私は新卒入社ではありますが、大学院の修士課程を修了してから就職しています。大学院生のころから、もの作りやインフラ関係に興味があり、それらを軸に就職先をしていました。
「もの作りやインフラ関係に関わっている会社」の中でも特に、「関わっている領域が広い会社」「いろいろな業界に役立つもの作りをしている会社」に惹かれ、堀内機械への入社を決めました。
就職活動を通じて様々な企業を見ましたが、最終的に堀内機械に決めた一番の理由は「会社の雰囲気の良さ」です。内々定の研修で実際に堀内機械に行く機会があり、そこで入社を決めました。
話しやすい人が多いです。たとえば設計の先輩のところに「自分で調べたけれど、よくわからないことがあるんです」と相談に行くと、快く教えてもらえます。
業務外の食事や掃除といった場面でも、誰かを置いてきぼりにせず全員でやっていこうという雰囲気があります。みんなが周りの人を気にかけて、困っている人がいたら助け合っていこう、という風潮なので、そういったところに好感を抱いています。
基本的には、始業が8時、定時が16時50分です。
まず朝の8時から、全員でラジオ体操をします。ラジオ体操は「朝一番に体をほぐすことで怪我を防ごう」という目的があり、全員ですることになっています。
その後、オフィスや工場の廊下を全員で掃除します。
そして8時半まで朝礼をして、朝礼後にその日の業務を確認して、業務を進めていく、という流れです。
一番変わったと思うことは、「タスクのスケジュール管理」です。社会人になり、スケジュール管理の大変さを痛感しています。
学生の頃は、多くても2つのタスクを同時に進行する程度でした。しかし、社会人になってからは、仕事の中でやるべきタスクが同時に複数動いているので、その都度優先順位を考える必要があります。先にこっちをやって、ここはほかの人に任せて、これは後でも良くて…など、目の前のタスクに対応しながら常に優先順位やタスクの順番を考えています。
優先順位を考えて同時進行でタスクに対応することは、社会人になってから一気に増えたなという印象です。
学生の頃に学んでいた知識が仕事に活かせたことです。
例えば、「3D CAD(3Dデータによる設計支援ソフトウェア)」を学生時代に少し勉強していたので、業務で「3D CAD」を使う際は早く慣れることができました。
他にも、油圧シリンダは電子部品やセンサーなどの制御装置がたくさんあるのですが、学生時代に「電子機械工学の制御」について学んでいた知識が活かされています。
学生の頃は「学生時代に身につけた知識はあまり活かせることはないだろう」と思っていたのですが、意外と社会人になってからも活かせるのだなと驚きました。
普段は「シリンダの設計」がメインの業務ですが、ときどき「社内全体のプロジェクトや業務改善のための取り組み」に参加することがあります。
「商品をより良いものにブラッシュアップしていくこと」が取り組みの根本的な目的ではありますが、「若手社員たちに設計の経験を積んでもらう」という意図もあります。
普段のシリンダを応用したものを作ったり、普段とは少し違うタイプのシリンダを作ったりできるので、そういった新たな設計をできる機会があるのは面白いです。
プロジェクトの内容はその都度変わるので、どんな設計ができるのかワクワクします。経験豊富な先輩から助言がいただけるのも成長に繋がっていると思います。
設計をする過程で「寸法制限」や「加工できるかどうか」など、悩んだり苦労したりすることがあります。
しかしそういった難しい場面でも、何ができるのかという可能性を探していくことがモチベーションにつながっています。「この形だったらできる」というものを探し出してお客様に提案し、実際にそれが形になった時には達成感を得られます。
また、営業に同行してお客様の工場に行くことがありますが、そこで実際にシリンダが動いているところを見た時もやりがいを感じます。自分が設計したものはもちろんですし、自分だけでなく仲間と一緒に設計したものが、お客様のもとで無事に動いているのを見たときに、「お客様の役に立っているのだ」と実感できて幸せです。
苦労することがあっても、お客様のお役に立てていると実感できた時は、やりがいを感じられますし、モチベーションアップに繋がっています。
お客様のご要望に最大限応えようとするところが、設計部の長所だと思います。
設計をやっていると、やはり「複雑な仕事だな」と思うことが多々あります。しかし、お客様がどのようなことをしたいのかを資料から読み取ったり、営業担当に聞いたりして、できる限りお客様の理想に近づけていこうと努力します。
また、わからないことがあると快く教えてくれる人が多いことも長所の一つです。設計をしている時に、「実際に加工できるかな?」と加工の現場に聞きに行くことがありますが、皆さん積極的に教えてくれます。
聞きに行く回数が増えると現場の人に顔を覚えてもらえるので、アットホームな雰囲気も感じられます。そうすると次からも聞きに行きやすくなり、仕事を楽しいと感じることが増えました。
他の部署の方とも、社内の交流イベントで親交を深めることができています。スポーツイベントやバーベキューなどがあり、普段話さない人とも交流できて楽しいです。業務外での関わりがあることでより仕事がしやすくなる、というメリットもあると思います。
たくさんのタスクが同時に動くので、臨機応変に動くことが求められます。
スケジュール管理も大事ですが、時に優先順位や期限を上司に相談する必要も出てきます。
そのため、入社前に、誰かに相談することや、スケジュールを調整することを少し練習しておくと良いかもしれません。
また、仕事は忙しいですが、休日はしっかり休めてメリハリをつけられます。休日に何かリフレッシュできる趣味などを見つけておけるといいかな、と思います。
今回は、株式会社堀内機械の藤原さんに、設計部のお仕事や入社してからの変化についてインタビューをいたしました。
入社して4年目になる藤原さんは、設計部一筋で仕事を続けています。大学院生のころからもの作りやインフラ関係に興味があり、関わっている領域が広く、社会の役に立つもの作りをしている堀内機械に入社を決めました。実際に会社を見て、社内の雰囲気が良かったのも決め手となったようです。
入社してからは、「タスクのスケジュール管理の大変さ」が大きなギャップだった、と語る藤原さん。学生のころと比べて複雑なタスクが多く、状況に応じて優先順位を変えたり、上司に相談する必要が出てきたりします。
そうした大変さはあるものの、相談しやすい雰囲気があるため、やりがいを感じながら仕事をすることができているそうです。
シリンダの設計がメインのお仕事ですが、時々プロジェクトや業務改善の取り組みに参加し、新しいシリンダを設計することがあります。プロジェクトの内容はその都度変わるので、どのような設計ができるのかワクワクする、と語られていました。
堀内機械のお仕事の内容はもちろん、社内の雰囲気の良さも感じられるインタビューとなりました。
このkaiというメディアでは、堀内機械のサービスや社内環境についても多数回答なさっています。
興味をお持ちの方は、ぜひ一度、口コミの回答を確認し、入社の判断材料にしてみてください。
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