株式会社堀内機械
各種油圧シリンダ製造・販売
大阪府堺市堺区老松町1丁37番地
今回は、グローバルな活躍を続ける油圧シリンダの製造会社、株式会社堀内機械の淡田幸秀さんにインタビューを行いました。
今年で入社29年目となる淡田さん。現在は、大阪府の堺工場で工場長を務めています。それだけ長く働き続けられる理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
具体的なお仕事の流れ、やりがいや面白さ、職場の良いところなどを聞いてみました。
淡田幸秀(あわたゆきひで)といいます。
堀内機械の堺工場の工場長を務めています。1995年4月に新卒で入社したので、今年で勤続29年目になります。
工業高校出身で、高校卒業時に就職先を探していたところ、当時様々な企業から求人がありました。その中でも一番家から近かったのが堀内機械でした。
そのため、入社した一番の理由は「会社が家から近かったから」です(笑)。
頼りになる先輩方がずっとそばにいてくれたことが大きいです。
今は自分が工場長となって教える立場になりましたが、「先輩方に教えていただいたことを後輩に教えていく」という社風が醸成されているので、仕事を長く続ける上での精神的な支えとなっています。
もともと「もの作りが好き」というのもありますし、親の教えである「1度入った会社は最後まで続けなさい」という言葉も、長く続けられている理由の一つです。
進捗管理や納期調整が、今の私の主な仕事です。
各グループからの進捗の状態を毎朝聞きます。昨日の進捗状況と今日の予定を聞いてから、1日が始まります。自分のルールとして、1日1回は現場を回るようにしています。
工場内だけでなく、営業など他部署との調整も行います。
立場上、営業の皆様と一緒に仕事をする機会が多く、社内で関わる人の人数はどんどん増えています。特に密にコミュニケーションを取っているのは大阪営業部ですが、それ以外の営業所の方ともよくお話ししますし、食事に行くこともあります。
全体的に良い関係性だと思います。
昔はものを作っていたので、「形のないものがだんだん図面通りに仕上がっていくこと」に面白さを感じていました。
今は、「緊急性の高いもの対応」や、「お客様の納期に間に合わせるために動く」ということがメインの仕事になっています。そのため、進捗通りに無事納品できて、自分たちが作った製品が世に出ていくと「やった!」という気持ちになります。
やはり「形のないものが形になっていく過程」をずっと見てきているので、無事に納期通りに出荷までたどり着くと大きな達成感を得られます。
中には1トンを超えるような大きな製品もありますので、そういったものが無事出荷まで済むと非常にやりがいを感じますね。
面白さと大変さは一緒ですね。
例えば、納期調整がうまくいったときはそれが「面白さ」だと思いますが、同時に納期に振り回されるので大変でもあります。
しかし、大変なことがあるから挑戦もできます。問題をどうやって早期に解決できるのかが、上から求められますし、他社と差をつけるためになるべくお客様のご要望を叶えられるように動いています。これらもすべて挑戦です。
技術の人間も現場の人間も同じところで働いているので、お互いに話しやすい職場環境だと思います。
堺市内で、鳳と本社で拠点が2つあった時は、20分くらいの距離ではありますがやはり離れているということで温度差がありました。
現在は堺新工場へ品証・設計・製造・サービスの各部門を集約、統合し、同じところで働けるようになったので、以前よりも良い雰囲気になったのではないかと思います。物理的な距離がなくなったことで、社員同士の距離も近くなりました。
また、部署ごとで争うといったことはなく、他部署とも連携して協力できる雰囲気があります。ただ黙々と作業をするだけというよりは、和気あいあいとしている雰囲気です。
様々なルールをきちんと守ってくれる人、というのが第一条件です。
または、ルールに納得がいかなければ「そのルールを変えていけるような熱量をもって働いてくれる人」は活躍できると思います。自分勝手な考えでルールを破るのではなく、全員を巻き込むような力を持ってくれる人なら、良い意味で職場を変えてくれるでしょう。
言われたことをやるのは最初だけで、慣れてきたら言われたことに対して「こうした方がいい」「この方がもっと良くなります」と意見を出してもらえると、上の立場としては嬉しく思います。
また、毎月1回グループ会議を行って、みんなで意見を出し合って話し合う場を設けています。意見を押さえつけることはしませんし、自分の意見が言いにくい雰囲気でもありません。
年次の浅い社員だからこそ気づくこともありますので、特に業務改善に関しては積極的に意見を取り入れるようにしています。
「人が真面目」「退職者が少ない」「事業の安定感」の3つです。
真面目な人が働いてくれているので、品質に関する満足度が上がっており、そこは良い点だと思います。
様々な事情で会社を退職される方はいますが、立て続けに人が辞めることはありませんでした。皆さん、長く働いてくださっています。
堀内機械が80年続いている会社なので、安定感は抜群です。おそらくこのまま長く繁栄する会社なのだろうなと思います。
・後輩社員の皆さんへ
失敗してショックを受けることがあっても、それをどう乗り越えるかが重要です。私も最初はたくさん失敗しました。
しかし、失敗から学ぶことも多くありました。失敗を乗り越えていつか笑えるようになることを目指してください。
また、メモを取ることが大切です。メモを取って「一回で覚えるぞ」という気持ちを持ちましょう。もちろんわからないことは何度でも教えますが、教えられる側もメモを取って学んで、一日でも早く覚えるという気持ちを持っておいてもらえると嬉しいです。
・新入社員の皆さんへ
最初は、与えられることを素直に受け取って愚直に動いてくれる方が良いと思います。まずは素直に受け止めて、自分のできることをこなしていってください。
入社したら社会人として様々な制約が出てきます。その中で自分の学んだことや能力をアピールしていくと良いと思います。
今回は、株式会社堀内機械の淡田さんに、製造部のお仕事ややりがいについてインタビューをいたしました。
製造というと黙々と働くイメージがありますが、実際は和気あいあいとした雰囲気のようです。
工場長として他部署の方とコミュニケーションを取る機会も多く、食事に行ったり話をしたりして、良い関係性を築いているということでした。
また、一人一人の意見を大切にしてくれる社風です。毎月1回はグループ会議を行い、経験の多寡に関係なく、積極的に意見を取り入れています。現場仕事ですので、特に業務改善に関する意見は、様々な社員の意見を取り入れているようです。
堀内機械は意見を言いやすい雰囲気であり、淡田さんの言葉からも風通しの良い環境であることが伝わりました。
このkaiというメディアでは、堀内機械のサービスや社内環境についても多数回答なさっています。興味をお持ちの方は、ぜひ一度、口コミの回答を確認し、入社の判断材料にしてみてください。
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