株式会社堀内機械
各種油圧シリンダ製造・販売
大阪府堺市堺区老松町1丁37番地
今回は、国内シェア40%を誇る油圧シリンダの製造会社、株式会社堀内機械の笠井一成さんにインタビューを行いました。
新卒で入社してから10年間設計を務め、現在は開発で活躍されている笠井さんには、堀内機械はどのように映っているのでしょうか。
堀内機械の魅力、お仕事のやりがいや職場の環境、後輩たちへ伝えたいことなどを聞いてみました。
笠井一成と申します。2011年3月に新卒で入社しました。入社してから約10年間設計の仕事を続け、2023年から開発に異動しました。
もともと物作りに興味があり、自分の中で「物作りをしている会社に入りたい」という思いがありました。そのため、就職活動中は、工場やメーカーなどを中心に回っていました。
就活中に堀内機械の会社説明会で工場見学をさせてもらい、真剣に仕事をしながらも皆がオープンに意見を交わし合える雰囲気に惹かれました。
コミュニケーションを大切にしながら仕事をしているし、質問しても笑顔で親切に答えてくれる、そんな雰囲気に「ここで働いてみたい」という思いを抱き、志望しました。
設計の主な仕事は、お客様からいただいたご要望を元に、油圧シリンダを設計することです。他にも、営業や現場の社員からの問い合わせに対応することもあります。
お客様のところに営業とともに向かい打ち合わせをすることもありますが、基本的には社内でパソコンと向き合って設計をするのが主な業務です。
お客様に提出する図面には、「当社のカタログ商品(JIS規格に則ったシリンダ)」と、「お客様のご要望に沿ったオーダーメイドのシリンダ」の2種類があります。
基本的に、私はオーダーメイドの特殊設計をしていました。オーダーメイドは特殊なので、お客様のご要望を満たしつつ、「自分の思いを盛り込んだシリンダを設計することができる」という点にやりがいを感じています。また、そんなシリンダがお客様に承認をもらい世に流れていくのは、設計としての面白味だと思います。
また、自分が1から設計したものが世の中で活用されていて、「笠井くんが設計したシリンダが、この現場で動いているよ」という情報をもらうこともあります。油圧シリンダは機械の中に入っているケースが殆どなので機械の外側からでは見えないのですが、そういう情報を聞くと嬉しく思います。また、稀にですが、機械の外側から見えるところにシリンダがついていることもあり、目に見えて自分の仕事が分かるという喜びがあります。
黙々と仕事に集中できる環境でありながらも、円滑にコミュニケーションが取れるような環境です。設計部だけでなく、会社全体がそのような雰囲気になっています。
「1シリンダ1名体制」で設計しているため、設計部の雰囲気としては「黙々と仕事に取り組む」というのが基本です。しかし、わからないところがあれば、すぐに相談できる雰囲気でもあるので、悩んだときは周りのメンバーに聞くことができます。
設計という仕事は、製品の「スタート」でもありますが、検査方法等を決めることもありますので「ゴール」でもあるポジションです。そのため、「任された仕事を最後まで遂行できる責任感のある人」が活躍しています。
個人的には、コミュニケーションスキルの有無はあまり求めてはいません。仮にそうしたスキルが低かったとしても、自分の仕事をしっかりやり遂げられる責任感があればいい、と私は思っています。
設計者は「こだわりを持つ人」が多いですが、反対に言えば、こだわりがないと物作りはなかなかできません。強いこだわりを持つ人こそ、0から何かを生み出せる人だと思っています。
また、プレッシャーに勝てる人も多いです。「仕事に対する責任感がある人」と、「プレッシャーにしっかりと向き合ってそれを感じながらも遂行できる人」は、設計の現場で活躍しています。
就職活動の際に、会社や働く人の雰囲気を重視していたので、人間関係や職場の雰囲気に対するギャップは特にありませんでした。
ただ、製品に対するギャップはありました。シリンダという製品は単純な構造の部品ですが、「そんなに売れるものなのか」と驚きました。もちろん売れるという認識はありましたが、いざ入社してみると、「カタログ商品(JIS規格のシリンダ)」に関しては、毎月200~300本も出荷されていて驚いたのを覚えています。
オーダーメイド品の特殊なシリンダでも毎月50本ほど出荷されていくため、「世の中でこれだけ活躍している商品なのか」という良い意味でのギャップがありました。
福利厚生は充実しています。数年に1度社員旅行に行くのですが、国内と海外どちらがいいかという社員アンケートがあり、みんなで行き先を決めています。
また、5日間の連続有給があります。この制度があるため、有給そのものが取りやすいです。
人数が5人以上集まればクラブ活動が立ちあげられ、趣味の範囲で楽しむことができます。会社からの部活動運営の補助金も出ますし、皆さん楽しく活動しています。
評価制度に関しては、年功序列ではなく実力主義で評価してもらえます。自分の評価を上げるも下げるも自分次第ですので、モチベーションややりがいにつながっています。
最近は人材育成制度が強化されており、社員が受けたい研修や取りたい資格に関して会社で補助がもらえます。業務に直接関係のある資格や免許であれば給料にプラスになるため、評価・待遇面も充実していると思います。
アットホームなコミュニティがあることです。会社全体がそのような雰囲気なので、自分の所属部署だけでなく、他部署とも壁を感じることなくコミュニケーションを取ることができます。
また、責任感が強く、納期を重視して業務に取り組む人が多いのも長所だと思います。
さらに若手が多く、将来有望な人材がそろっています。「製造」の業界的なイメージとしては、「若手が少なく、年齢の離れた社員と一緒に働く」というイメージを持たれやすいのですが、そういった雰囲気ではないというところもアピールポイントの1つです。
「自分が会社を支える」ぐらいの意気込みで、入社して1年から3年ぐらいは、いろいろなことに挑戦して、失敗もいっぱいしてもらいたいと思います。その中で社会人として、今後活かせる自分のスキルを見つけてもらいたいです。
失敗はいっぱいして欲しいですが、同じことを繰り返すのではなく、次に活かすようにしてほしいです。周りに迷惑はかけるかもしれませんが、後々に自己の成長という形で返していけばいい、というのが私の考えです。
入社当初は仕事を覚えるので精いっぱいにはなると思いますが、目標とする人や目指すべき先輩を見つけて、その人に追いつく、追い越すくらいの意気込みで頑張ってほしいです。
また、人脈作りも大切です。「これは誰に聞いたらいいのだろう」「こういう時は誰に相談するべきなのだろう」という場面で、様々な人に聞いて人脈を作っていると、後々の仕事に活かせます。
仕事のスキルというのは入社してからでないと磨けないと思います。そのため、新入社員にはそういうスキルではなく、「ホウレンソウがしっかりできる」「努力を惜しまない」「夢を持っている」といった一面があると嬉しいです。
弊社で一緒に未来につながる仕事ができることを楽しみにしております。
今回は、株式会社堀内機械の笠井一成さんに、堀内機械の魅力やお仕事のやりがいについてインタビューをいたしました。
設計は責任のある業務ですが、スタートからゴールまでを担うためやり遂げた後は強い達成感を得られます。お客様の要望に合わせて作り、その製品が世に出て活躍していることを知るとひと際喜びを感じられるそうです。
お仕事について熱く語る笠井さんからは、お仕事の楽しさや魅力が深く伝わってきました。
なお、このkaiというメディアでは、堀内機械のサービスや社内環境についても多数回答しています。興味をお持ちの方は、ぜひ一度、回答の内容を確認し、入社の判断材料にしてみてください。
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