
経営方針の伝達について
企業の方針2025年3月21日 公開

「現場の負担が増える中で、経営陣の考えが現場に伝わってこないと感じる」という口コミを見ました。社員の声は経営陣に届かないのでしょうか。また、意見を伝える手段はありますか。
ご質問をいただきありがとうございます。
事業の拡大や新たな展開に伴い、仕事の進め方や目指すべき水準も変わってきています。
これまで以上に高い目標が掲げられる中で、負担を感じる場面があることも理解しています。
そうした中で、現場と経営が同じ方向を向いて歩むには、意思疎通をどう図るかが課題です。
全社員大会や店長・工場長会議を通じて、経営陣の考え方や会社の方向性を共有する機会を定期的に設けています。
日常的には各拠点の店長や工場長が経営側の意図を正しく汲み取り、現場とすり合わせながら伝えていく役割を担っています。
ただ、伝え方や受け止め方に差が生じることもあり、改善の余地があると考えています。
社員が考えや要望を伝える場としては、年4回の定期面談を実施しています。
業務の振り返りだけでなく、職場環境やキャリアの相談の場でもありますが、上司である面談相手との関係性によっては本音を伝えにくいこともあるでしょう。
より率直な意見を引き出すための工夫や、異なる立場の人と話せる機会を設けるなど、手段についても検討を進めています。
弊社には、企業倫理改善提案窓口(ホットライン)が設置されています。
本来はコンプライアンス違反やハラスメントに関する報告を想定したものですが、運用次第では、業務上の課題や組織運営に関する意見なども含めた幅広い相談に対応できる可能性もあります。
どのような形が社員にとって利用しやすいのか、より利用しやすくする方法を模索中です。
社長をはじめ役員も、現場の状況を直接把握するために拠点の訪問機会を増やしています。
組織として進むべき方向を示すことはもちろん大切ですが、それだけではなく、現場の声を受け止めながら、より働きやすい環境づくりを目指してまいります。