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今回は、八光自動車工業株式会社で、ショールームの顔であるレセプション職として活躍している荒木様にインタビューを行いました。

八光自動車工業は、希少で名高いイタリア車、英国車の販売からメンテナンスまで手がけています。

オーナーに対しては車を通した付き合いだけではなく、さまざまなイベントや新しいライフスタイルの提案など、八光自動車工業でしか味わえない価値のある体験を提供していることが強みです。

インタビューでは、日頃の業務内容や働きがい、自社の魅力などについて伺いました。

新卒で入社して15年目になります。
もともとはメンテナンス部門での接客や電話応対などを担当するサービスアドバイザーのアシスタントとして働いていました。

現在は、レセプションのスタッフとして、ショールームでの接客や事務処理などを担当しています。

事務処理や経理処理を担当しているほか、セールススタッフが営業活動をうまくご成約につなげられるように必要な書類などを準備しています。

ご来店いただいたお客様のお出迎えやおもてなし、お見送りに加え、ショールームで取り扱っている自動車ブランドのグッズ類の選定・発注業務も大切な仕事です。

グッズ類の販売については、数字面の達成目標まで負っているわけではないのですが、どんなものを売るかということについて与えられている裁量は大きいと思います。

「当店にお越しくださるお客様には、こんなグッズに興味を持っていただけそうだ」「このイベントでは、このグッズがこれくらい売れるのではないか？」といったことを支店長と相談しながら決めており、グッズ類を並べておくディスプレイ空間の演出も主体的に考えています。

大学では福祉系の学科で学んだのですが、「自分に向いているのは接客の仕事」と思うようになりました。
そのため、卒業後は一般企業の販売現場で働きたいと考えていたのですが、世の中にありふれているようなものではなく、個性的な商品を取り扱っている企業への就職を希望していました。

ただ、そのような考えを持って就職活動を始めたのは秋口と遅く、就職は半ばあきらめてもいたのですが、大学のサポートのおかげで八光自動車工業の採用面接を受けることができました。

就職活動の時期としてはイレギュラーだったので、面接には現会長が自ら対応してくれました。
私は特に車に詳しいわけではなかったのですが、何とか内定にこぎつけたという経緯です。

面接で覚えているのは、現会長から唐突に「個性って何だと思う？」と尋ねられたことです。
かなり緊張していたこともあり、自分が何と答えたかは全く記憶していないのですが、あまりに想定外でインパクトの大きい質問でした。

「自分にできるのだろうか？」という不安よりも、「新しい世界に踏み込むのは面白いだろうな」という気持ちが強かったです。
「まずはチャレンジしてみて、わからないことがあれば先輩方から素直に教えてもらおう」と気楽に考えていました。

入社後は、当時支店長だった現社長にも、気遣いの声をよくかけてもらいました。
「自分のことを心配して見守ってくれている人がいる」と実感できたので、安心して働くことができました。

当時は厳しい先輩もいたのですが、厳しさの中に愛情を込めて接してくれたと感じています。
自分自身もキャリアを重ねてきた中で、後輩を指導することの大変さを理解できるようになりました。

ショールームでは事務処理の傍ら、お客様とセールスの打ち合わせ内容に耳をそばだてて、どんな書類がいつまでに必要になりそうかということを判断するようにしています。

セールススタッフが次に何をしたいのかも先読みし、書類の準備などをお願いされた場合は、次のアクションを迅速かつ正確に取れるようにすることを意識しています。

ショールームでもサーキット走行会などのイベントでも、お客様と接する機会が多くあります。
たくさんのお客様と触れ合えるのは、本当にうれしいことです。

ドリンクをお出しした際や、仕入れたグッズ類に満足してくださったお客様から「ありがとう」と感謝の言葉をかけていただいたときは、「接客の仕事を選んで良かった」と感じます。

お客様が笑顔でお帰りくださったときも、ショールームの顔として大きな達成感を得られます。

また、ショールームには、それぞれの自動車ブランドが持つコンセプトに合わせた設計が施されています。
そのような環境のもと、ブランドの世界観を表す空間を演出し、クオリティの高いサービスを提供できることも、レセプション職ならではの働きがいにつながっています。

風通しが良いことだと思います。
社歴や立場に関係なく、誰もがフラットに意見を交わしています。
思いついたアイデアや、自分のやりたいことがあれば、しっかりと耳を傾けてもらえます。
そのため、自分から発信する力を高められます。

また、店舗のスタッフ全員が、私たちを大切にしてくださる素晴らしいお客様と長く良いお付き合いができており、その人間関係が私たちを成長させてくれる環境も魅力的だと思います。

接客や電話応対、フロアマネジメントなどを担うレセプションの仕事は、お客様の動きに合わせて柔軟に対応することが求められる場面が多くあります。

臨機応変な判断が業務全体のスムーズな運営に欠かせませんが、レセプションのスタッフは入社後の早い段階からお客様対応の第一線に立つことができ、本人の成長スピードに応じて仕事上の判断の幅も広がっていきます。

入社1年目からショールームの空間演出を提案し、そのアイデアが取り入れられることもあります。

このような経験を通じ、俯瞰力や傾聴力、自ら考えて行動する力が身につき、自分の判断で現場を回す力を養うことができるので、新人であっても確かな成長を実感しやすい職種だと思います。

また、会社としても、レセプション業務の効率化に対するサポートに力を入れてくれています。
店舗やブランドが異なっても、同じように経理事務などができるマニュアルが整っており、異動先でも誰かにいちいち聞くことなくスムーズに仕事ができます。

明るく元気でポジティブなメンバーが多く、仕事上で認識の齟齬などがあったとしても根に持つような人はいません。
人間関係で悩むことは、ほとんどないと思います。
入社当時は厳しかった先輩とも、ずっと仲良くさせてもらっています。

八光自動車工業には、仕事で困ったことがあっても安心して相談できる上司や先輩が多くいます。
SOSを出せば助けてもらうことができ、解決策も一緒に考えてくれます。

私は小学3年生の息子がいるので、体調不良や学級閉鎖などで急に休まざるを得ないこともあります。

そのような場合も、やらなければならないタスクがあれば、同じ業務をこなせるメンバー同士で対応し合えるようにするためのマニュアルが整っています。

同一ブランドの店舗間におけるフォロー体制も構築されており、予期せぬ事情で欠勤や早退などが発生したときも柔軟に対応できるようになっています。

八光自動車工業には、子どもが小学6年生まで時短勤務を利用できる制度や、保育園が休みとなる日曜・祝日を週休日に設定できる制度があります。

産休・育休を終えて復職したタイミングで、時短勤務の形態でも仕事をしやすい職種に移り、過去の職種で得た経験を活かしながら店舗運営全般をサポートしている女性もいます。

私自身も10時～17時の時短勤務で、子どもを学校に送り出してから会社に向かっています。
9時半からの朝礼には間に合わないのですが、他のスタッフのスケジュールを確認できるツールを会社に導入してもらっています。

また、17時になると、周りのみんなが「急いで帰らないと」と次々に声をかけてくれるので、子育て中の女性には、とても理解のある職場だと感じています。

勤務時間や店舗、働き方については、人事の担当者が復職前に希望を聞いてくれます。
それに応じた柔軟な対応も取ってもらえるので、自分のライフステージや家庭事情に合った働き方ができます。

性別に関係なく、一人ひとりが能力を発揮できる環境が整っていると感じます。
実際に、所属部門で力を発揮している女性も多くおり、中心的な役割を担っているケースも少なくありません。

性別ではなく、行動や成果を評価する社風が定着しているので、出産や育児を経て復職した後も高いモチベーションを保ったままキャリアを積み上げていけると思います。

レセプション職は、最高のおもてなしによるお客様への快適な空間のご提供や、接客品質向上の取り組みなどを通し、八光ブランドの価値向上に貢献できます。
女性ならではの細やかな気配りも活かせる仕事です。

また、グッズ類の販売やメーカーとの連携など活動の場は多岐にわたり、キャリアの幅も広げられます。

レセプションの仕事には、セールスのサポートなど裏方のようなイメージもあるかと思いますが、店舗をつくりあげていくイノベーティブな役割にも主体的に絡んでいけるポジションです。

八光自動車工業は、子育てを応援してくれる仲間も多く、ライフステージなどに応じた柔軟な働き方ができます。

この会社の考え方や取り組みにご共感いただける方は、ぜひ入社してくださればと思います。