
成長戦略について
経営方針2025年2月19日 公開

貴社はパワー半導体の生産が注目されていますが、それ以外の分野では、どのような成長戦略を描いていますか。
ご質問をいただきありがとうございます。富士電機採用センターです。
2024年度から2026年度までの3カ年中期経営計画では、脱炭素社会への転換加速、デジタル化の進展など変化する時代に適応しながら、収益力の強化、成長戦略の推進ならびに持続的な企業価値向上を支える経営基盤の強化に取り組みます。
利益重視経営による企業価値向上を基本方針とし、営業利益(率)だけではなく、純利益(率)を重視し、資本コストを意識した経営により、創出したキャッシュを成長投資に振り向けます。
成長戦略の推進としては大きく、新製品投入による事業拡大と海外事業の展開です。
まず新製品では、エネルギー事業においては蓄電システムやエネルギーマネジメントシステム(EMS)、再生可能エネルギー関連商材のセット提案を強化します。
インダストリー事業ではモビリティ分野、DXソリューション商材の市場投入を推進します。
食品流通はデジタル技術を活用した新たなサービスビジネスに取り組みます。
続いてグローバルという観点からはアジア、インドでは、電力会社、鉄鋼・港湾・化学業界を中心に電力需要が拡大しており、エネルギーでは産業分野向け変電システムの拡大、インダストリーでは、インバータや計測機器の拡販、システムの拡販などで売上拡大を目指します。
また、中国や欧州では再生可能エネルギー関連商材で事業を拡大します。
さらに、半導体のみならず、エネルギー、インダストリーへの集中投資も継続します。
3カ年累計の設備投資2,540億円のうち96%を、研究開発費は1,300億円のうち82%を成長分野に傾注します。
これらを進め、中期経営計画最終年度の2026年度で、売上高:1.25兆円、営業利益:1,400億円、純利益:900億円の達成の為に全社一丸となって進めて参ります。