経営の基本方針について
企業理念・経営方針について2024年7月24日 公開
経営の基本方針に書かれている「心を込めた一杯のコーヒーを」という言葉がストレートで、共感を覚えました。このような方針を掲げている背景について教えてください。
ご質問をいただきありがとうございます。
「心を込めた一杯のコーヒー」は創業時からの精神で、3代目の先代社長もよく口にする言葉でした。
2017年にブラッシュアップした経営の基本方針に盛り込み、経営理念の核にもなっております。
創業者は福岡で生まれ育ち、熊本でサラリーマンとして働いていました。
1946年に戦禍の爪痕が残る東京へ転勤した際、アイスキャンディーを販売する行商人に集まる子どもたちの姿を見て、「甘い物は子どもたちを笑顔にする。子どもたちの笑顔は大人を笑顔にする」と感じたそうです。
それを機に、自らも「地元・福岡に貢献したい」との思いでアイスキャンディーの製造・販売を始めましたが、氷菓は冬になると売れません。
そこで、ぜんざいの販売に乗り出し、甘味料などの仕入れルートの中でコーヒーと出会いました。
コーヒーは当時最先端の飲み物で、1949年にオープンした本店(喫茶)は文化人・経済人が集うサロンにもなりました。
創業者はコーヒーをただ出すだけではないという姿勢にこだわり、ご贔屓にしてくださるお客様には一人ひとりの好みに合う豆の種類や挽き方、グラスなどをカルテにしていたといいます。
そのような姿勢が評判を呼び、多くのお客様にご愛顧いただきました。
弊社の原点は、徹底的な顧客志向です。
これからも創業時からの理念を共に実践する仲間を募り、お客様の大切な時間に満足と感動をお届けしてまいります。