
事業展望について
会社の将来性2025年8月5日 公開

「リアルイベントが減っている中、オンライン化や新しい方向性をどう形にするかが鍵になる」という意見を目にしました。確かにコロナ禍では大きな影響があったように思いますが、貴社ではどのような展望をお持ちなのか気になります。
ご質問いただき、ありがとうございます。
弊社では、リアルイベントの実施制限が続いたコロナ禍においても、新たなニーズを捉え、事業を止めることなく展開してまいりました。
全国の自治体・行政機関と連携し、ワクチン接種関連の大規模事務局運営を複数手がけるなど、緊急時に求められる迅速な体制構築において、イベント運営の経験が、高く評価される結果となりました。
社会全体が不安定な状況にあるからこそ、柔軟な対応力やプロジェクト推進力が求められ、そこに弊社の強みが活きたと感じています。
現在は、リアルイベント市場の回復とともにマーケティング施策への投資も活性化しています。
2025年4月期第2四半期決算説明資料によれば、特殊要因を除いた売上高は前年同期比17.9%の増収、イベント開催数は前期比6.5%の増加、営業利益は同71.7%増益と、着実な成長が数字にも表れています。
また、有価証券報告書では、リアルとデジタルを融合した統合型プロモーションの展開を推進していく方針が示されています。
リアルの現場で培ったノウハウをベースに、SNSやライブ配信などデジタル領域と連動させた施策にも注力しており、M&Aを通じた機能の拡充やノウハウの取得によって、より多様なニーズへの対応を実現しています。
不測の事態を経験したからこそ得た学びと実績を活かしながら、リアルの価値をあらためて問い直し、クライアントや生活者の心を動かすプロモーションを、これからも提案し続けてまいります。