ベンチャースピリットについて
企業の方針2023年9月29日 公開
貴社は設立から20年ほどの若い会社で、ベンチャースピリットを大切にされていると聞きました。貴社にとってベンチャースピリットはどのようなものでしょうか。
ご質問いただきありがとうございます。
「ベンチャースピリット」は当社の社員全員が持つべきマインドだと考えています。
「新しい取り組みへチャレンジすること」、「積極的に機会を創出すること」、「周囲を巻き込みプロジェクトを動かすこと」等、これらが当社にとってのベンチャースピリットと考えております。これらを持った取り組みが当社の成長を支えています。
今後も、進歩的かつ先進的な価値創造集団であるために、ベンチャースピリットを持った組織であり続けたいと考えています。
一方で、「ベンチャースピリット」と「ベンチャー企業」は意味が全く異なることを理解し、明確に区別する必要があると考えています。
両者を混同して考え「ベンチャースピリットを掲げる企業だから、自身の裁量で勝手に業務を進めて良い」などと考えてしまう方がいらっしゃるかもしれませんが、それは誤りです。
当社は上場企業のため、内部統制を正常に機能させる必要があります。会社を効率的かつ健全に運営し、企業活動の適正性を確保するためには、業務執行のプロセスや指揮命令系統などのガバナンスに従っていただかなければなりません。そのために、正しいプロセスを踏むことが必要です。
過去、非上場企業から転職した社員やフリーランスで働いていた社員から「勤怠管理が厳しい」「稟議書の内容が細かい」等の意見が出たこともございますが、それは「ベンチャースピリット」とは別物であると捉えていただけますと幸いです。
個々の社員の多様性や前例に縛られない考えを持つことは重要ですが、公正さと透明さが求められる株式市場への責任を負う当社の一員である以上、ルールやプロセスは遵守する必要があることもご理解いただければ幸いです。