
出店戦略と今後の事業展開
企業の方針2025年10月2日 公開

御社の現在の出店戦略やエリア展開についての方針、そして今後の事業拡大における目標や取り組みについて教えてください。
ご質問をいただきありがとうございます。
私たちの出店戦略で常に意識しているのは、「成長」を目指す一方で「膨張」を避けることです。
そのため、年間の新規出店は2店舗程度、改装リニューアルは4店舗程度を維持しており、大きくは変わっていません。
当然ながら、新規出店には人員が必要となるため、毎年30名程度の新規採用を行っています。
近年では、グループの製造会社への人員派遣が増加している背景もあり、食品工場で活躍できるスキルを持った人材の採用にも力を入れています。
現在の出店エリアは中国地方の3県ですが、これは物流センターから商品を鮮度高く供給できる時間内に配送できる範囲内に限った戦略によるものです。
そのため、急激に関西や九州への出店を進める予定はありません。
ただし、前年と同じ状態は衰退につながるため、毎年必ず売上げを向上させること、そして店舗規模を一定程度拡大させることを目標として経営に取り組んでいます。
また、大型モールへの出店は、地域の旗艦店を作るという意味で非常に重要です。
これによって売上の拡大が可能となるだけでなく、地域でのブランドの象徴的な役割も果たしています。
ただ、日本は確実に人口が減少している国であるため、小規模エリアや小型店舗でも効率よく利益を上げることができるモデルにも力を入れています。
そのためには、セントラルキッチンでおいしい商品を製造し、全店舗に向けて省力化を進めながら安定的に供給できる体制を早期に整えることが重要だと考えています。