
ライフステージの変化と社員の公平性について
職場環境2025年8月7日 公開

産休や育休女性が働きやすい環境を整えることは素晴らしいと思いますが、その分、他の社員の方に負担が集中してしまうのではないかと懸念しております。この点について、どのようにお考えでしょうか。
ご質問をいただきありがとうございます。
社員のライフステージの変化に応じた働き方の調整が、他の社員の負担に繋がるのではないかというご懸念について、弊社の考えと取り組みをご説明いたします。
まず、産休・育休や、ご家族の介護といった事情による勤務地の配慮は、性別を問わず全ての社員が利用できる制度です。
これらの制度を利用する社員がいる場合、組織としてその業務をカバーする必要があり、他の社員の皆様に異動などでご協力いただく場面があるのは事実でございます。
弊社では、こうした状況が特定の社員への不公平な負担とならないよう、それぞれの働き方や貢献に見合った処遇となる制度の整備を進めております。
具体的には、ご自身のライフプランに合わせて転居を伴う異動のない「地域限定制度」を選択できる一方、会社の状況に応じて遠方への異動にご協力いただける社員には、新たに「遠方手当」を設ける予定です。
これにより、ご家庭の事情を優先したい方も、転勤を通じてキャリアを積みたい方も、それぞれの選択が尊重され、負担と報酬のバランスが取れる仕組みを目指しております。
誰もが安心して制度を利用できる環境は、長期的に見れば組織全体の力になると考えております。
今後も、社員一人ひとりの多様な働き方を尊重し、全員で支え合いながら、誰もが安心して長く活躍できる組織づくりに努めてまいります。