株式会社ファーストナース
訪問看護
東京都港区新橋2丁目12-16 明和ビル4階
精神疾患を抱える方が地域で安心して生活できるよう支援する「訪問看護あやめ」は、その専門性の高さと人に寄り添う姿勢で多くの信頼を集めています。
前回は、訪問看護あやめの強みや企業体制、働きがいについて紹介しました。
今回は、実際に訪問看護あやめのサービスを利用されている方々や、そこで働くスタッフのリアルな声を通して、同サービスが「安心できる」「心が軽くなる」と評価され、選ばれ続けている理由を深掘りしていきます。
本記事は前後編の後編です。
前編はこちらから
社外から最も多くいただくのは、やはり感謝の声です。
訪問看護あやめをご利用いただいている方々やご家族から、「あやめさんが来てくれると安心する」「親身に相談に乗ってくれて、心が楽になる」といった温かいお言葉をかけていただくことがよくあります。
精神科の訪問看護は、すぐ目に見える効果が出ることばかりではありませんが、定期的に顔を合わせる中で、少しずつ信頼関係が築かれていく実感があります。
そうした一つひとつのやり取りが、私たち現場で働く者の大きな支えにもなっています。
訪問だからこそ見える変化があり、選んでいただけている。
そんな実感を持ちながら、現場に立ち続けています。
訪問看護あやめには、精神科に特化した専門職が多く在籍していることもあり、スタッフ一人ひとりが専門性を持って仕事に向き合っています。
現場では、利用者様への最適なケアを追求する中で意見の違いが生じることもありますが、それは決して対立ではなく、「どうすれば利用者様にとって最善の支援ができるか」を真剣に考える中で生まれる、前向きな議論です。
利用者様の状態や背景は一人ひとり異なるため、接し方や対応の仕方について複数の視点があることは当然だと考えています。
実際に、アプローチの角度が違うだけで、目指している方向はみんな同じ。
そういった共通認識があるからこそ、職種や立場に関係なく意見を交わし合える風土が根づいています。
また、事務所単位でのミーティングも定期的に実施しており、現場で感じたことを共有しながら、チーム全体で支援の方向性を確認する場を大切にしています。
一人で抱え込まず、全員が同じベクトルに向かって進んでいける、そんな信頼関係が根づいている組織だと自負しています。
私たちは、精神科に特化した訪問看護というサービスを、日本全国の必要とされる地域へ届けていきたいと考えています。
現在も全国に複数の拠点を構えて活動していますが、今後はさらに展開エリアを広げ、地域医療のインフラとしての役割を担っていけるよう、体制整備を進めていく予定です。
精神疾患を抱える方々は全国にいらっしゃいますが、その支援体制には地域によって差があります。
都市部に比べてサービスが届きづらいエリアも多く、支援を求めていても十分なサポートを受けられない方がまだまだ多いのが実情です。
だからこそ、訪問看護あやめのような精神科訪問看護の存在が地域社会にとって当たり前のものとなるよう、今後も全国展開を積極的に推進していきたいと考えています。
どこにいても必要なケアを受けられる、そんな社会の実現に貢献していくことが、私たちの事業展望です。
「ファーストナース」という社名には、「一番にお役に立ちたい」という思いが込められています。
医療や福祉の現場において、困っている人に対して最初に声をかけ、常にそばにいる存在の重要性が大きいと私たちは考えています。
またナースには、専門職としての誇りと責任を大切にしながら、ただの医療行為ではなく、その人の人生そのものに真摯に向き合うという姿勢も込めています。
現場での一つひとつの支援を通じて、この理念を実現していきたいと思っています。
私たちが目指しているのは、「在宅精神医療といえばあやめ」と多くの方々に思っていただけるような存在になることです。
まだまだ社会的には、精神疾患に対する理解や支援体制が十分とは言えない面があります。
その中で、訪問看護あやめが精神医療の受け皿となり、地域社会に欠かせない存在へと成長していくことが私たちの理想です。
ただし、医療や福祉の分野は、地域社会に必要とされてこそ継続できるものです。
訪問看護あやめもまた、地域にとって真に必要とされている事業所であることが最も大切だと考えています。
どれだけ立派な理念を揚げても、地域のニーズに応えられていなければ、存在意義を失ってしまいます。
精神科訪問看護のパイオニアとして、これからも変化する制度や多様なニーズを的確に捉え、地域に根ざした支援を継続していきたいと思っています。
評価において最も重視しているのは、数字の成果だけではなく、どのように取り組んだのかというプロセスや姿勢の部分です。
もちろん、数値で結果を出すことは重要であり、それは一つの客観的な評価基準となります。
ただそれだけではなく、チームの一員として協力的に動けるか、周囲と共に関係性を大切にできるかといった人間的な部分も重視しています。
特に私たちは精神科訪問看護という特性上、利用者様と真摯に向き合う姿勢や、周囲のスタッフと共に動く協調性が、業務の質に直結すると考えています。
そのため、「感謝の気持ちを忘れずにいられる人」「他者のために自然と行動できる人」「前向きな姿勢で周囲に良い影響を与えられる人」など、内面の成熟度や周囲への影響力も評価の対象とします。
単に成果を出すだけでなく、チームの中で信頼され、支え合いながら質の高いサービスを提供していける方を高く評価しています。
採用では、弊社の理念に共感してくださるかどうかを大切にしています。
精神科訪問看護という領域では、専門知識や経験以上に、相手に寄り添う姿勢や誠実さが求められます。入社後には、利用者様の生活と真摯に向き合いながら、自ら考え、主体的に行動できる力が求められます。
加えて、多職種と協力し、変化に応じた柔軟な支援を続けていく姿勢も重要です。
地域に必要とされる存在として、共に成長していける方を歓迎しています。
今回は、精神科に特化した訪問看護ステーション「訪問看護あやめ」を展開するファーストナースの取り組みについてお話を伺いました。
専門性が高い看護職員が、日々の訪問を通じて利用者様の一人ひとりの「自分らしさ」に真摯に寄り添う姿勢が印象的です。
精神医療という繊細な分野だからこそ、目に見える成果だけではなく、利用者様との信頼関係の積み重ねが大きな意味を持つ姿勢に、訪問看護あやめらしさが現れているように感じます。
前回ご紹介した、組織の強みや課題に正面から向き合う姿勢が大きく影響しています。
現場を支える人材や体制づくりの工夫については、前編で詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
2025年7月22日 公開
精神科に特化した訪問看護サービス「訪問看護あやめ」は、全国展開するファーストナースが運営す…