不適切ケアについて
商品orサービスについて2024年5月16日 公開
最近介護の現場での虐待のニュースなどが多い印象です。 大起エンゼルヘルプでは対策のために取り組んでいることはありますか?
ご質問ありがとうございます。
介護施設での虐待に関して様々な報道がありご不安を感じられているとのことでございますので、できる限り弊社の実情をお話できればと思います。
まず、誠に不本意ながら弊社においても、不適切ケアと言われる事案は過去に御座います。
当然起きてはならぬ事であり、日頃よりその対策を講じております。
入社時には全職員を対象とした「虐待防止に関する研修」「身体拘束廃止に関する研修」の項目を行い知識として理解を高めるようにしております。
入社後には得た知識が現場の中で適切に保つことが出来ているかの確認、時間経過と共に必然的に下がる意識を戻すことを目的に、年2回の「虐待防止に関する研修」「身体拘束廃止に関する研修」を実施しております。(サービスによっては年1回)
また、併せて各事業所内に虐待防止委員会を設置し3ヵ月に1回以上の開催に伴い、現場での実態調査や認知症への支援策に対する課題などについての対応策など検討する場を設けています。
虐待発生の多くは、突然に起こり得ているものよりも、日頃支援の中で「この位は仕方ない」といったことの延長線上に起こり得ているものと捉えております。
例えば、ご利用者との挨拶1つにしても「おはようございます」がいつの間にか「おはよう」となっているケースを見受けます。
もちろん、ご利用者との関係性においては明るく元気に交わす「おはよう」という挨拶は、逸脱して悪い言葉遣いとまでは言えないかも知れません。
しかし、こうした些細と思われてしまう事(この位は仕方ない)に疑問を持たない環境への馴れが、いずれ様々な物事の善し悪しに対しても「この位は仕方ない」といったように判断を鈍らせてしまうものだと思います。
こうした考えからも、研修や委員会の開催時においては、「おはよう。はいけない」という指導より、「おはよう。より、より適切な言葉遣いは何か」を探り、より良いと思える言葉遣いの実践へと移せるようにしております。
まだまだ至らぬ点は多々あると考えておりますが引き続きより良いサービスの提供に取り組んでまいります。
今回の回答で口コミをご覧になった方のご不安が少しでも解消されますと幸いです。