
将来性について
会社の将来性2025年7月9日 公開

ソフトウェアの進化によって、CAE専業企業の将来性に不安を感じる声もあるようですが、事業の方向性や成長戦略はどうなっていますか?
ご質問いただきありがとうございます。
CAEは、モノづくりの工程において実験や検証を補完し、開発コスト削減や製品品質の向上に貢献する技術です。
近年、CAEソフトウェアの進化により操作性や機能が大幅に向上しているのは事実ですが、その分、解析結果の信頼性や妥当性を評価できるエンジニアの価値が一層高まっています。
弊社では、こうした技術の変化をむしろ成長の機会と捉えています。
高度なツールを使いこなし、そこから得られるデータの意味を正しく判断できるCAEエンジニアの存在が今後ますます重要になると考えており、社員一人ひとりがツールの使用だけでなく、計算の妥当性評価まで行えるよう、日々の業務と教育機会を通じて支援しています。
また、弊社のグループ会社では、メーカーからの依頼を受けてオリジナルの解析ソフトウェアを開発・提供しており、ツール提供の面でも貢献できる体制が整っています。
CAEの知見を持つユーザー企業として、ベンダーや開発企業とも連携し、複数の立場の橋渡し役を担っているのが弊社の強みです。
ソフトウェアがどれだけ進化しても、それを活用して開発プロセスに価値をもたらすのは人の知見と判断です。
私たちはその役割を担う存在であり続けるとともに、進化する環境に合わせて、サービス内容と技術レベルを柔軟に変化させていきます。
今後も、CAEの本質的な価値を見失うことなく、技術者の力を最大限に活かす体制と事業展開を継続してまいります。