
勤務時間について
勤務時間2025年10月9日 公開

貴社の勤務時間やシフト制の運用について教えてください。勤務シフトの工夫や労働時間の削減に向けた取り組みや改善の方針についても伺いたいです。
ご質問いただきありがとうございます。
弊社の勤務体制は、バス事業の特性に合わせたシフト制を基本としています。
朝夕のラッシュ時の需要に対応するため、拘束時間が長い傾向にありますが、早番や遅番等、シフトを工夫して管理することで社員の負担軽減と働きがい向上を目指し、労働環境の改善に継続的に取り組んでいます。
■具体的な勤務パターンについて
 主に4つの勤務パターンがあり、それぞれの時間構成は以下の通りです。
・早番
 勤務時間帯:5:00~14:00
 拘束時間:9~11時間程度
・遅番
 勤務時間帯:14:00~23:30
 拘束時間:9~10時間程度
・日勤
 勤務時間帯:7:00~19:00
 拘束時間:10~12時間程度
・中間解放勤務
 勤務時間帯:6:30~20:30
 拘束時間:13~14時間程度
 特徴:勤務の間に4~5時間の解放時間があり、一時帰宅や通院など自由に過ごせます。
乗務員は、運行便と運行便の間に休憩時間等を設けていることから、各路線のダイヤ編成により拘束時間が長い傾向にありますが、勤務前から終業予定時刻を把握できる仕組みになっています。
シフト作成にあたっては、原則として休み明けは遅番から開始し、徐々に終業時間が早い勤務に移行していくような勤務体系としており、少しでも長く体を休める時間を設けるようにしております。
 また、事前の申請で月に数日は希望休を取得でき、私用に合わせて勤務パターンを調整することが可能です。
■負担軽減と労働時間是正への取り組み
 社員一人ひとりが心身ともに健康で、長く活躍できる環境を目指し、以下の取り組みを全社的に進めています。
・快適な休憩環境の整備
 休憩施設を改修し、快適に仮眠や休憩が取れる環境を整えています。
・健康サポート体制の強化
 国が定める基準を踏まえ、労働時間を適正に管理するとともに、保健師による定期面談を行い、社員の健康増進をサポートしています。
・年間休日の増加
 年間の休日数を令和6年度に5日、令和7年度にはさらに5日増やし、現在は105日となっています。
・休日出勤の削減
 休日出勤についても、令和8年度には現状の半分以下(年間6日程度)まで削減する計画です。
今後も労働時間の適正化と柔軟なシフト運用を重視し、社員が安心して長く働き続けられる環境づくりに努めてまいります。
