株式会社ビートレーディング
ファクタリング事業 コンサルティング事業
〒105-0012 東京都港区芝大門一丁目2-18 野依ビル3階・4階
株式会社ビートレーディングは、月間1,000件以上もの取引実績を誇るファクタリング業界のパイオニアです。
企業の「資産」である売掛債権(売掛金)を資金化するファクタリングサービスを利用すれば、売掛金を迅速に資金化できるだけでなく、売掛金の未回収リスクを軽減することもできます。
代表取締役の佐々木英世氏に、世の中の評判が高まっているファクタリング業界の展望と、ビートレーディングが目指している事業の方向性について伺いました。
特に注力したのはWeb広告ですね。
ビートレーディングがファクタリング事業を始めた2012年当時は、ファクタリングサービスを提供する会社はほとんど存在しませんでした。
Web広告を使って集客する会社も見当たらず、弊社が最初にWeb広告を出したときは驚くほど反響がありました。
業務に携わる人員も、売掛金の買い取りに必要な資金も足りなくなるほどでした。
この結果から、「ファクタリングサービスは多くのお客様にとってニーズがある」と確信して資金を調達し、Web広告に注力したことが急成長のきっかけになったと思います。
2013年と2023年の実績を比較すると、「買取債権額」は1億円から216億円、「利用者数」は350社から1万1,200社と爆発的に増えました。
また、Web広告の展開に際しては、ビートレーディングを選んでいただけるように、ファクタリング業界に対するマイナスイメージを払拭し、安全・安心なサービスの構築を意識したことも良かったと感じています。
私たちは創業以来、時代に合わせたファクタリングサービスを提供し、多くのお客様に支えていただきながら実績を積み上げてきました。
創業から10年余りが経過した今となっては競合相手も増えましたが、そうした中でもビートレーディングを選んでいただきたいと考えています。
そのためには、これまで以上に試行錯誤を重ね、質の高いサービスを提供し続けていく必要があると考えております。
ファクタリングは、お客様が所有する売掛金をファクタリング会社に売却することで、売掛金の入金予定日に先んじて資金化し、未回収のリスクを軽減できるサービスです。
金融機関の融資と異なり、審査も柔軟でスピーディーであるため、急な資金需要にも対応できる便利さが多くの経営者に受け入れられてきたと考えています。
また、政府が売掛金を活用した資金調達の普及を推進していることも、ファクタリングサービスが注目されるようになった理由のひとつだと思います。
ビートレーディングは、お客様と弊社の2者で契約する「2者間ファクタリング」、お客様と弊社、売掛先の3者による「3者間ファクタリング」に加え、お客様と弊社で契約し、社会保険診療報酬支払基金または国民健康保険団体連合会にファクタリングの利用を通知する「診療報酬・介護報酬ファクタリング」のサービスを用意しています。
ファクタリングサービスは徐々に拡大してきましたが、まだまだ認知されていない部分もあります。
だからこそ、業界全体の市場規模はもっと大きくなると考えています。
金融分野において、ファクタリングは絶対的なポジションを確立できています。
そのため、ファクタリング業界がなくなってしまうということはありません。
サービスの提供についてはデジタル化の仕組みも生まれており、簡単かつ迅速に債権を資金化できるメリットが活かされていくと思います。
ただし、市場規模が大きくなれば、ファクタリング会社の手数料も総体的に下がっていくでしょう。
そのため、個々の企業には、より一層の経営努力が求められるようになると考えています。
もちろん、ビートレーディングもデジタル化を進めていますが、対面でなければ契約できない案件があることも事実です。
すべてのサービスをAIで対応することが理想ですが、そこまでは到達していないのが現状です。
上場している競合他社は、比較的低額の売掛金買い取りにおいてはAI化を進めています。
しかし、ビートレーディングが買い取っている売掛金のボリュームゾーンは300万~500万円です。
現時点では、AI化を果たしてもデフォルト率が上がってしまいます。
我々のボリュームゾーンでも、デジタル化に対応できるような独自のシステムを構築していくこと。
これからの10年は、どれだけそこに近付けるかが目標です。
2024年6月には会員サイトをオープンし、目標達成に向けた一歩を踏み出しました。
会員ページから書類を提出でき、審査結果などの重要な情報もご確認いただけます。
従来の電話やメールでのやり取りを減らし、より簡便かつスピーディーにファクタリングサービスをご利用いただけるようになりました。
ビートレーディングは創業以来、事業活動だけでなく、社会貢献活動を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。
これから先、企業の社会的責任は一層大きくなるという認識のもと、主に「人道支援」「ダイバーシティ推進」「環境保護」の3つの領域を中心に活動しています。
「人道支援」では、紛争や災害、貧困などの脅威に晒されている人々を支援するため、非営利団体などに寄付をしています。
「ダイバーシティ推進」については、性別・国籍など多様なバックグラウンドを持つ人々に平等かつ長期的に活躍の場をもたらすことができるように、環境の整備を推進しています。
実際に、社員の半数は女性で、女性管理職も複数活躍しています。
「環境保護」の取り組みとしては、環境保護団体への寄付を通し、植林活動に協力しています。
オンライン契約によるペーパーレス化の促進など、持続可能な社会の実現を目指してSDGsの目標達成に努めています。
ビートレーディングは広く長期的な視野のもと、時代に合わせて持続的に成長することで、お客様をはじめとするステークホルダーと社会全体から信用される企業を目指します。
そのためにも、自社の成長だけでなく、ファクタリング業界の健全な成長に寄与する考えです。
社会貢献活動も積極的に推進し、豊かで持続的な社会づくりを支えていきます。
これからも、「ビートレーディングにできること」だけでなく、「ビートレーディングだからできること」を追求し、新たな領域の活動にも積極的に取り組む決意です。
会社としての目標は、「日本一」のファクタリング会社になることです。
「日本一」といっても、いろいろな観点があるかと思いますが、まずは向こう3年間で実績や知名度など、対外的な部分で圧倒的な存在になりたいと考えています。
その上で、社員の質、労働環境、待遇といった内側の部分も改善し、「働きやすい会社」として名前が挙がるようになることが理想です。
知名度が低かったファクタリング事業を続けてこられたのは、同じ志を持つ社員たちの頑張りがあったからです。
トライアンドエラーを繰り返しながら活躍する社員は、かけがえのない財産であり、家族です。
これまでも、役職に関係なく一人ひとりとの絆を大切にしてきました。
今後は、「ファクタリングと言えばビートレーディング」と、業界で真っ先に思い浮かべていただける存在になり、5年以内には上場できるような会社づくりを目指す考えです。
<創業当時のオフィス>
<最新オフィス>
「人材育成」「組織強化」「企業文化の醸成」に取り組んでいます。
人材育成では、自分で考えて行動でき、最後まで諦めないということを大切にしています。
そのような人材を求める中では、社員の自主性を重んじてきたのですが、組織が大きくなって目が行き届かないことも増えてきました。
こうした状況においても会社としては放任にならないように、一人ひとりに対するフォローに注力していきたいと考えています。
組織強化に関しては、システム部門の強化が最重要課題です。
ビートレーディングはシステム会社ではないため、エンジニアを大量に採用することは考えていませんが、今後の成長にはシステム部門の強化が必須です。
そのため、まずは部署としての基盤づくりから進めています。
従業員数も増えてきた現在は、人事部門も強化したいと思っています。
働く人の数が増えたことで、さまざまなバックボーンや考えを持つ人が会社に所属することになり、多数にとっての最適解を見つけていく必要が増していると考えています。
人事部の仕事も従来の範囲だけでは増加する業務に対応し切れないため、取り組みの幅を広げていく必要があると思っています。
挑戦することを止めたら、会社の成長は止まってしまいます。
ビートレーディングの企業文化は挑戦することをよしとしており、仮に失敗したとしても次にどう活かすか、次はどんな挑戦をするかといったことを考えるようにしています。
ビートレーディングには、失敗を恐れずに挑戦できる環境、企業文化が根付いています。
組織が大きくなると守りに入りがちですが、挑戦する文化は失いたくありません。
ビートレーディングという船は、社員全員の夢を実現させるための航海に出ています。
これからも、いくつもの困難に直面すると思いますが、どんなときも諦めずに力を合わせて挑戦し続けていきたいと思います。
社員の成長とともにビートレーディングももっと大きな船に成長していく。
それが、私たちの目指すところです。
2024年11月29日 公開
株式会社ビートレーディングは、企業の「資産」である売掛債権(売掛金)を早期に資金化するファ…