株式会社ビートレーディング
ファクタリング事業 コンサルティング事業
〒105-0012 東京都港区芝大門一丁目2-18 野依ビル3階・4階
株式会社ビートレーディングは、企業の「資産」である売掛債権(売掛金)を早期に資金化するファクタリングサービスを提供しています。
ファクタリングサービスで売掛債権を売却すれば、売掛金の入金日前の資金化や、売掛金の未回収リスクを軽減することが可能になります。
売掛債権の活用は、国も促進している資金調達方法であるため、安心して利用することができます。
ビートレーディングは、月間1,000件以上もの取引実績を誇るファクタリング業界のパイオニアです。
東京、仙台、名古屋、大阪、福岡に拠点を構え、特に資金調達のスピードの速さや、確度の高さが優れていると評判です。
代表取締役の佐々木英世氏に、自社の強みや事業展望などについてお聞きしました。
もとは教育関係の会社に勤め、営業畑を歩んでいたのですが、そこで子会社の社長を任されました。
しかし、業績悪化が理由で大掛かりなコストカットを余儀なくされ、1,500人ものリストラを実行せざるを得なくなりました。
そのことで猛烈なバッシングを受け、あまりのストレスで体重が10㎏以上も減ってしまいました。
そんな中で、ある新規上場を目指す会社が役員を募集していることを知り、入社を決意したのです。
それが、ビートレーディングの前身の会社です。
当時、その会社は、古物商として事業を展開していたのですが、サービスの仕組みが非常に面白いと感じたんです。
その道のスペシャリストになろうと考え、古物の真贋を見極める目を養っていたのですが、そのときの競合相手が「質店」でした。
質店では古物の売買だけでなく、お金を借りることもできます。
営業許可を取得するためには高いハードルを越えなければならなかったので、質店を経営するまでには至りませんでしたが、強い興味を持ちました。
そんなある日、私が入った会社は債務不履行を起こし、最終的には融資元の銀行に買収されました。
私自身も銀行マンに転じ、それまでの古物の売買に加えて融資の業務経験を積むこととなりました。
ところが、今度は親会社の銀行が破綻し、社員の整理をしなければならない事態に陥りました。
社員の次の就職先を斡旋する必要にも迫られ、考えた末に踏み切ったのが起業です。
ずっと「質店を経営したい」と考えていたところに、運良く「質店を売りたい」という方が現れたため、スムーズに購入することができました。
それが株式会社ビートレーディングのはじまりです。
一般消費者向けではなく、企業向けの質店を立ち上げたのは恐らく私が初めてではないでしょうか。
〈創業当時のお写真〉
企業にOA機器といった事務用品などはあっても、基本的に大きな額にはなりません。
資産価値のある物を持っている企業自体が少ない中、企業向けの質店は需要があっても、事業として成り立たないという壁に当たることは理解していました。
そんな中、「売掛金ならある」という会社が現れたのです。
弁護士に相談したところ、「お金を貸してはならないが、売掛債権の買い取りであれば問題ない」ということでした。
ただし、「買い取りのスキームはしっかりと考える必要がある」とアドバイスを受けたため、ファクタリングサービスの仕組みを構築しました。
早速サービスをリリースして反応を探ってみたところ、意外にも大きなニーズがありました。
広告をあまり出さなくても、会社の電話がひっきりなしに鳴るようになったのです。
当時は、消費者金融やノンバンクが一斉に無くなった時代でもありました。
お金を貸す人がいなくなっても、借りたい人はまだたくさんいるような状況でした。
ニーズはものすごくあったのですが、ファクタリング事業はグレーなサービスだと思われる懸念もあり、仕組みづくりには特に気を付けなければなりませんでした。
それでも、「こんなに需要があるのだから、世の中に真っ当なサービスであることを認めさせよう」と考え、しっかりと仕組みを整えていきました。
そのような形で会社を運営しながら、資金繰りに困っている顧客企業を助ける仕事の意義を感じるようにもなりました。
先述したように、そもそも質入れできる担保を保有していない会社が多い中、設立当初は思うように売り上げを確保できませんでした。
ファクタリング事業も、世の中の認知度はまだ皆無に等しい状況でした。
せいぜい「簡単にお金を借りられるのだろう」という程度の認識で、ファクタリングサービスのメリットについて理解していただくのに苦労しました。
また、サービスの認知度が低かったために、「怪しい金融会社ではないか?」と警戒されてしまうことも多く、マイナスイメージを払拭することに苦労しました。
さらに、ファクタリング事業の審査についても課題がありました。
「何をどうすれば、お客様のニーズに応えつつ、自社のリスクが低い状態で取引できるか?」を試行錯誤する中、多くの失敗を経験しました。
債権は自社が先に買い取ってから回収する流れです。
そのため、お問い合わせが増えるほど、弊社としては多額の買い取り資金が必要になります。
お客様の資金繰りを改善するためのサービスのはずが、自社の資金繰りが苦しくなってしまうということも多かったですね。
ファクタリング事業は、金融機関からの融資など従来の資金調達手法で解決できない中小企業の資金繰り問題を解決できる、新たな手法として認知されつつあります。
近年は、上場企業や銀行、ITベンチャーなども参入しています。
競合相手は増えてきていますが、認知度の高まりという観点で見た場合、事業自体はより展開しやすくなっています。
新規参入の活発化で、サービスの提供方法も変化してきています。
業界全体としては発展途上にあると言え、まだまだ市場は成長する可能性があると考えています。
そういった意味では、ひと言でファクタリング事業と言っても、会社としてもできること、しなければならないことは多々あります。
成長する業界の中で、新しいことに取り組んでいける環境は魅力的だと感じています。
2012年に設立したビートレーディングは、同業界の中でも業歴が長いことが強みだと考えています。
多くのお客様との取引を通じ、数々の成功と失敗を経験してきたことから、個々のお客様に合わせた審査にも柔軟に対応できるようになりました。
2024年3月末時点で、ビートレーディングの取引実績は5万8000社を超えています。
累計買い取り額は1300億円以上と、業界トップクラスの実績を誇ります。
最近流行りのAIなどを使うと、どうしても画一的な審査になりがちです。
しかし、ビートレーディングはお客様ごとにオーダーメイドの審査を行っているため、ほぼすべての業種に対応できる自信を持っています。
また、私たちは創業時から、Web広告で集客を図ってきました。
知名度の向上を含めた集客という観点においても、多くの経験を蓄積できていることはビートレーディングの強みであると感じています。
おそらく、広告にかける費用も多いため、ネット上で「ファクタリング」のワードを調べると、「ビートレーディング」が必ず上位に出てきます。
ファクタリング事業のさらなる知名度アップを図るとともに、すべてのお客様に安全・安心な状況で取引していただける環境づくりを心掛けています。
例えば、経営者自身が各種媒体に顔を出したのは、私が先駆けだったと思います。
今はあえて社員の顔も出し、安心してご利用いただけるようにしています。
当たり前のことを、当たり前に実行するということです。
社員には「お客様、取引先があってのビートレーディングであることを忘れないでほしい」「相手が誰であれ、感謝の気持ちは絶対に忘れないでほしい」といったことを言い続けています。
どんなに忙しくても丁寧に対応する、感謝の気持ちを直接伝える、知っている方かどうかに関係なく社内で会ったら挨拶をするといった当たり前のことができていなければ、仕事ができる、できないということ以前に人として信用されません。
そうしたことを徹底するためにも、日々意識的に伝えるようにしています。
社会的にファクタリング事業の意義を認めていただくことが、業界のパイオニアとしての存在意義であり、使命だと強く実感しています。
5年後、10年後、ファクタリング事業を取り巻く環境は、大きく変わることでしょう。
しかし、ビートレーディングは時代や環境の変化に柔軟に対応し、サービスの向上に日々取り組むことで、業種や事業規模を問わず安心してご利用いただけるサービスを提供してまいります。
そして、お客様に「ファクタリングと言えば、ビートレーディング」とイメージしていただける存在になれるよう、これからも努めてまいります。
設立から現在まで、「ファクタリングのサービスを提供することで、多くの会社が豊かになる」と信じ続けてきました。
今後も、その思いに変わりはありません。
これからもビートレーディングに関わるすべての方々が豊かに、そして幸せになっていただきたいという思いで、事業に邁進してまいります。