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「食べるだけでやせる！」

そんな画期的な食習慣メソッドを打ち出した「ベルラスダイエット」が大評判のBelle Lus株式会社は、三重県津市に本社を構える美容ダイエット業界の会社です。

創業者で社長を務める松田リエ氏は、身近な食材ですぐに作れて体質が変わる「瞬食」のコンセプトに沿った数々のレシピ本を出版。ダイエットを続けることに苦心している女性たちに支持され、口コミサイトもポジティブな評判であふれています。

この記事では「我慢」「不健康」など、ダイエットのネガティブなイメージを覆している松田社長にインタビューを実施。予防医療に基づく科学的な知見に立った「ベルラスダイエット」を推進するBelle Lusの強みや将来展望などについてお聞きしました。

－まずは、ご自身のご経歴と、会社を設立された理由をお聞かせください。

大阪府生まれ、三重県在住で、幼い頃から好奇心旺盛でした。大学は医学部看護学科を卒業し、がん患者のケアや海外医療の本場、オーストラリア・シドニーでアシスタントナースを経験。その後、予防医学に興味を持って保健師に転身したことが、人生の転機となりました。

会社を設立しようと考えたきっかけは、生活習慣病の方の生活指導に携わるうちに「もっと早い段階でやれることはあるのではないか」という疑問を抱いたことです。

それまでに身につけた栄養学の知識と、自ら食生活を改善して12kgのダイエットに成功した経験を活かし、「食べやせダイエット」の専門講師として起業を決意。1人でも多くの女性をダイエットから卒業させたいという一心で、女性の美と健康をサポートする会社を設立しました。

－Belle Lusという社名の由来を知りたいのですが。

Belle Lusという社名は「Belle」（あなた本来の美しい心と体を手に入れる）、「Life」（あなたが望む理想の生活を）、「Style」（あなたらしく輝き、健康で幸せな人生を送る）という、お客様の喜びの実現に向けた強い想いを表現しています。

これからの人生を自分らしくハッピーに過ごしていただけるように、そして、より美しく未来を生きていただくために「栄養を意識した食べるほどきれいになれる食事」を推進し、安定した生活を継続できるようにサポートを続けていくという決意を込めました。

－Belle Lusの強みは何ですか。

これまで2500人以上にダイエットのカウンセリングや食事のアドバイスを提供してきた実績に基づき、食事改善で女性の美と健康に貢献しています。「本来の自分を取り戻す」サポートをできることが我々の「強み」です。

しかし、まだまだ会社自体をつくり上げていっている段階のため、今の状況が完成形ということではありません。「弱み」もたくさんあるのではないかと思っています。

引き続き、お客様に喜んでいただき、満足していただくために努力を重ね、より強固な信頼関係を築いていけるようサポートの質をさらに上げていく必要性を感じています。

－ご自身が目指すBelle Lusの姿について教えてください。また、経営者として最も大切にしていることはありますか。

「短期的な目線」と「長期的な目線」で物事をしっかりと考え、一喜一憂しないことを日々意識しています。

経営はその時々の状況で変化が起きるので、うまく循環しないときは「今は準備段階の時期」と考えて立ち止まるようにする。そこから先、芽が出てこれば「新しいことにチャレンジしてみよう」ということの繰り返しだと思っています。

自分たちがいるステージの現状をきちんと理解した上で、全社員が一丸となってお客様の感動・喜びを心から願い、行動、貢献していくことを目指しています。

－これまでに経営の危機を感じる出来事はありましたか。お仕事を通じて気付いたことなどのエピソードもあればお聞かせください。

会社は2018年に設立したばかりで、毎日がピンチだと感じています。まだまだ安定していない中、「今月はこんなことをやってみよう」「来月はこんな取り組みをしてみよう」と新しいことへの挑戦を続けています。

慣れないことばかりの上、挑戦の結果が保証されているわけでもないので、不安を覚えることも少なくありません。

しかし、決められたことをただこなしていくだけの毎日だと、感情の変化を得られる機会は少ないはずです。結局のところ、ピンチや不安を乗り越えていく過程と、成し遂げた先にあるものが「感動」につながるということは分かっています。

－社員との関わり、さらに評価する立場として意識されていることはありますか。

オンラインの会議が多いので、私自身が「架空」の存在であるかのように見られがちです。実際、社員と直接会って話す機会は年に数回しかありません。だからこそ、直接会えるときは私との間に「壁」を感じさせないよう努めています。

また、会話をするときは業務に関するやり取りだけでなく、子育てや家族などに関するプライベートな話題も楽しめるようなコミュニケーションを取っていますね。働くママ同士、親しみやすい雰囲気をつくろうと意識しながら接しています。

社員を評価する際に観察しているのは、仕事に対する日々の意識や各自のPR力です。Belle Lusはベンチャー企業なので、今はそれぞれの社員がスキルを手に入れながら成長していく段階。何か1つでもできることが増えたら、それもしっかり見るようにしています。

ただし、私だけの視点で評価をするということはありません。本人と直接関わっている上司やスタッフにもヒアリングをし、評価結果に偏りが出ないよう気を付けています。

－Belle Lusが求める社員は、どのような人物像でしょうか。

第一はPR力のある方です。過去の実績、自身の能力を言語化できる力は大事だと思っています。

あとは感覚的ですが、採用面接では「この会社でどんなことをしたいか」と質問したときに目がキラキラと輝いているかなど、受け答えの際の表情を見るようにしていますね。

面接の前には職務経歴書にも目を通しますが、そこで見ているのは過去の仕事で管理職などに就いていたかということだけではありません。学生時代にどんなことを成し遂げたかも確かめています。

晴れて入社していただいた後は必要なスキルを身につけ、成果を出せるまでに成長してもらえたらうれしいですね。

－では、ご自身が考える社長に必要な資質とは何ですか。

社長にもいろいろなタイプの方がいらっしゃるかと思いますが、自身のことをよく理解し、自らの「弱み」と「強さ」を分かっているということが重要ではないかと考えています。

社長であっても全てを1人で乗り越えることは困難で、時には周りの人に頼らなくてはなりません。そのような場合は「人を動かす力」、つまり自分に足りない部分をいかにして任せ、動いてもらうかが大事になります。

あとは、ここぞというときには躊躇することなくアクセルを踏めるかも重要な資質だろうと思います。

－最後に、Belle Lusの将来展望をお聞かせください。

会社を安定させ、継続的に発展させていくためには、時代に合わせて適応していくことが大事です。もちろん、事業を多角化していくことも欠かせないと思っています。事業の柱が複数ある方が、会社は安定しますから。

その上で、変えなければいけないもの、あるいは変えてはいけないものを冷静に見定めた経営に徹していく考えです。

美と健康を生きる未来を実現する「オンラインサービス日本No.1」の会社を実現するため、売り上げと利益の規模を拡大していきたいですね。

編集部のコメント

新型コロナウイルスによるリモート化や、巣ごもり生活における食べ過ぎ、運動不足などを理由に広がったダイエットビジネスの国内市場は、今や2兆円規模に達すると言われます。

ダイエットビジネスが隆盛を極める中、世の中には「すぐにやせる」「簡単にやせる」という宣伝文句を強調したさまざまなダイエット方法が出回っています。

もちろん、それらの情報を手に入れ、試してみるのは簡単です。しかし、どれだけ高い効果を期待できる方法だとしても、ストレスを感じたり健康を害したりすることになってしまえば全く意味がありません。

Belle Lusが提供しているのは方法論だけではなく、ダイエットに悩む女性の心に寄り添う手厚いサポート体制です。「ベルラスダイエット」がダイエット業界をどう変えていくのか、松田社長とBelle Lusの今後がますます注目されます。